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TOPICS & EVENTS

05.18

TOPIC

2016

合同ゼミで経済実験を実施

 2016年5月18日(水)4時限目に、経済学部の紀國ゼミと島田ゼミが合同で仮想の商品を取引する経済実験に取り組みました(コラーニングハウスⅡ多目的室2・3にて開催)。
実験では、商品をある価格以下で買いたい買い手とある価格以上で売りたい売り手に分かれ、両者間の取引が成立するまで相手を探し回ります。7分間経過した時点で1ラウンドは終了し、それまでに成立した取引価格を書記が記録します。もちろん、取引が成立しないまま終了時間を迎える参加者もいます。このような取引実験を複数ラウンド実施し、売り手の利益や買い手の余剰を競いました。


 その結果、取引価格の平均は想定した理論値の範囲に収まり、経済学が想定する生産者・消費者の行動原理のとおり参加者が行動したことがうかがえました。また、買い手・売り手が個人でふるまうラウンドに比べて、チームを組んだラウンドでは取引価格が上昇する傾向が見られました。実験終了後には、紀國教授が需要曲線と供給曲線を用いながら実験結果の含意を解説しました。参加学生からは、「日頃の理論的な経済学の学びの意味を実践的に確認する貴重な機会になった。」との感想が寄せられました。この取引実験は、経済学部カリキュラム改革で新設される演習科目の開講を想定して試行的に実施したものです。このような学習環境をハード・ソフトの両面から整備・確保する必要性を再確認する機会にもなりました。


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