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07.19

PEOPLE

2016

留学レポート 異文化理解セミナー(イリノイカレッジ)


栢本 莉沙子さん

学科・回生国際経済学科・3回生
出身三重県立津高等学校 出身

 私は2016年の2月5日から3月8日の約1ヶ月間、アメリカのイリノイ州にあるイリノイカレッジに留学しました。数多くある英語圏の国からアメリカを選んだ理由は、小さいころからアメリカの文化、生活に興味があり、それらが同じ先進国である日本とどのように異なるのかを知りたいと思っていたからです。渡航前は自分の英語力の低さを不安に感じていたのですが、せっかく1ヶ月もアメリカに行くのだから、日本ではできないことをたくさん経験し、吸収しようと考え、積極的に英語を使って会話することを目標にしました。


 アメリカに到着してまず感じたことは、空や大地が日本よりもはるかに大きいということでした。私が1ヶ月間通ったイリノイカレッジは、イリノイ州のジャクソンビルという小さな町にありました。日本のように周りに山がなく、延々と大地が広がる景観を見て、異国に来たことを強く実感しました。


 初めにぶつかったのは、やはり1番心配していた語学の壁でした。ホストファミリーや先生の話すことは理解できるのですが、うまく返答できない自分にもどかしさを感じました。言いたいことはあるのに、英語でどのように言えばよいのかがわからず、また発音がうまくできなくて伝わらないことが何度もあり、初めの1週間は心が折れそうになりました。しかし、私のホストファミリーは私の下手な英語を一生懸命聞き取ろうとしてくれて、「私は日本語まったく話せないけど、あなたは英語が話せるから凄いよ」と励ましてくれました。その言葉に勇気付けられて、少し自信を持って話すことができるようになりました。ホストファミリーとは2週間しか一緒に生活できませんでしたが、ショッピングやレストラン、教会などたくさんの場所に連れて行ってもらいました。ピザやジュースなど、アメリカのほとんどの食べ物のサイズが日本よりもはるかに大きいことには、ものすごく驚かされました。


  ホームステイ中で一番印象に残っているのは、私を含めた日本人4人で私たちのホストファミリーに日本食を振舞ったことです。私たちは、お好み焼き、うどん、照り焼きチキンを作りました。作っているときはアメリカ人の口に合うか心配していましたが、皆作った料理をたくさん食べてくれて、特にお好み焼きがおいしいと絶賛してくれました。日本食をおいしいといって食べてくれたことが凄くうれしく、自分たちがアメリカ文化を学ぶだけでなく、アメリカ人に日本食の文化を知ってもらえて、とても有意義な機会になりました。

 イリノイカレッジでは、現地の友達もたくさんできました。皆とても優しく、日本の文化にも興味を示してくれて、日本語を教えたり、アメリカのはやり言葉を教えてもらったりして、貴重な時間を過ごすことができました。また、イリノイカレッジの学生は一人ひとり自分の意見を持っており、アメリカの政治について自分の意見を主張し合う姿には、大きな刺激を受けました。


 帰国後は、この留学で学んだことを忘れずに、英語の学習を続けていきたいと思います。またこの留学を通して、積極的に様々なことに挑戦していけば、その先にはたくさんの素晴らしい経験と出会いがあることを学びました。留学に賛成し、快く送り出してくれた両親、アメリカでお世話になったホストファミリー、友人、そして先生方には、心から感謝しています。残りの大学生活でもたくさんのことを経験し、成長していきたいと思っています。

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