途上国のために働きたい！

服部 孝政さん

　英語でのコミュニケーションの力を上げることを目標に大学に入学しました。一時、勉強に打ち込めない時期がありましたが、2回生になり「開発経済学」のゼミナールに所属することとなり、私の世界が大きく広がりました。

　「開発経済学」とは、開発途上国の貧困問題の解決を研究する学問です。この分野の研究を深めるためには、実際に途上国でのフィールドワーク調査を行う必要があります。私は2回生時に、経済学部の海外フィールドワークプログラム（タイ・ラオス）に参加し、現地の大学生とともにタイとラオスの農村調査を実施し、英語での研究発表を行うという経験をしました。

　この留学で悔しさが残ってしまった出来事があります。現地の大学での研究発表時に緊張のため英語が出てこなくなり、グループメンバーに迷惑をかけてしまったことです。「もう二度と失敗したくない」との思いから、必死に英語を鍛錬し、TOEICのスコアを入学時から350点以上伸ばすことができました。リベンジの意味で、今年はフィールドワーク引率の教授のアシスタントに立候補し、再びタイ・ラオスを訪れます。

　この留学を機に、途上国の発展を支える仕事に就くことが私の新たな目標となりました。ゼミナールでの切磋琢磨に加え、タイ・ラオスの友人たちからの激励により、高いモチベーションをもって勉学に取り組んでいます。