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05.08

PEOPLE

2019

学生にしかできないこと


益本 佳奈さん

学科・回生経済学科・4回生
出身大阪府立大手前高等学校

  就職活動でよく聞かれる「学生時代に力を入れていること」。通称ガクチカ。私のガクチカは大きく言うと「失敗すること」だったのではないかと思います。

私は大学生になった頃、大学生として何をしよう?と考えて『学生時代にしかできないことは何ですか』占い師、社長、サラリーマン、新聞の編集者、様々な大人の方に聞いてみました。(中には「ホストやればよかったな」と答える人もいて面白いと思いながら引いたことも)その中で印象に残る答えの一つが、基礎演習の先生の「失敗すること」でした。今とても恵まれた環境にいること、大人よりも責任と失うものがまだ少ない私たちにとって確かにと思ったことを覚えています。

失敗は何か行動を起こしての結果の一つと思い、大層なことではないけれど様々なことに挑戦しました。

一人で富士登山ツアーに参加。なんで普段登山なんてしないのに登っているのだろうと誰にも愚痴れず登っているとき、モンゴル人の方と仲良くなり苦しくて、へばる私とは対照的に、頂上で「きもちいい!」という高地出身の彼女を見て、世界は広いなと気付けたこと。世界遺産の熊野古道で12キロ道を間違えたり、自転車の返却時間に追われながらのビワイチで滋賀を感じたり、裁判傍聴、ボリウッドダンス、図書館ライブラリースタッフ、巫女バイト、もちろんゼミ活動での論文作成や海外フィールドワーク(経済学部の海外留学プログラム、タイのフィールドワークでのホームステイは特に刺激的でした。異文化を自身で体験し自分の当たり前を壊す良い機会で、もし経済学部生であれば参加してみてほしいな)中には全国読書マラソンコメント大賞で金賞を頂くなど多少目立つものもありましたが、たくさんの小さな挑戦と、書ききれないほどの多くの失敗をしたと思います。

こうした挑戦と失敗することで私は「視野を広げること」「挑戦する姿勢」を得られたのではないかと考えています。

それを生かせるのがこれからであると思うと同時に、次の世代の失敗を許せる大人になりたいなぁと思う社会人一歩手前、大学4回生の春です。

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