先輩座談会

先輩たちに聞いた公務員として働くことの意味

公務員講座受講生座談会

将来の仕事として、公務員を考えている方は多いはず。
では、実際に公務員はどういった仕事をしているのでしょうか。
また、公務員の先輩方はどんな学生生活を送り、なぜ公務員を志すようになったのか?
公務員として活躍する先輩、これから公務員として働く先輩、そして公務員を目指して頑張る受講生にお話をお聞きしました。

  • 櫻井 翼さん

    櫻井 翼さん(文学部3回生)日進西高校出身

    体育会サッカー部に所属し、教職課程も履修しながら公務員講座も受講しており、多忙な学生生活を送っている。文部科学省と外務省を志望。「今は国家公務員総合職に合格することが目標。さまざまな経験を重ねて可能性を広げていきたいです」。
  • 吉丸 尚宏さん

    吉丸 尚宏さん(文部科学省勤務)嘉穂高校出身

    2010年3月 国際関係学部卒業、2012年3月 公務研究科修了
    在学中に二度公務員試験に失敗するも、三度目の挑戦で見事、文部科学省への内定を獲得する。学部時代には1年間休学し、マルタ共和国へ語学留学をした経験も。「自分の人生なので大いに悩むこと。自分は何に関心があるのかを積み上げていくと、自然とやりたいことが見えてくると思う」。
  • 河野 秀美さん

    河野 秀美さん(外務省勤務)黒沢尻北高校出身

    1998年3月 法学部卒業
    外務省専門職員採用試験に合格し、外務省入省。現在は国際協力局国別開発協力第二課でバングラデシュ・ネパール・ブータンに対する政府開発援助などに携わる。「なぜ公務員なのかを考えることが大事。勉強も必要だけど、バイトでもサークルでも何かに打ち込み、多くのことを経験して欲しい」。
  • 前田 信彦 教授

    前田 信彦 教授(キャリアセンター部長 産業社会学部教授)

    専門は社会学、社会政策。「立命館は全国から学生が集まり、多様な学びが実践されています。大きな夢を抱いてグローバルな視点で公務員として活躍してほしいと願っています」。
公務員を目指したきっかけは?
前田先生
公務員講座受講生座談会 風景01 まず最初に皆さんが公務員を目指したきっかけを教えてください。
吉丸さん
父が海外に強く関心のある人で、「外交官が格好いいよ」といわれていた影響もあり、国際関係学部に入学したのですが、日本のことを外国に発信していくためには、発信するもの自体が良くないと受け入れられないのではと思い始めました。一方、両親が教員なので教育にも関心があり、広く人材育成を見た時に文部科学省が自分のやりたいことに適しているのではと考えました。
櫻井さん
高校まではサッカー漬けだったのですが、大学生になってから将来のことを考え、ニュースなどを意識して見るようになり、現代の諸問題を解決するためには公務員が鍵を握っているのではと感じたんです。僕も教育や外国に興味があり、文部科学省や外務省に進みたいと思うようになりました。
河野さん
私も父が海外が好きで、よく旅行番組を一緒に見ていたんです。その影響で、海外に関わる仕事として、小学校の頃から外交官になりたいと思うようになりました。大学に入学してからは公務員になるためには勉強が大変なことが分かって、一度はマスコミを目指して、アメリカへ留学したのですが、自分に向いてないことが分かって挫折。昔から関心のあったイスラエルへ行きました。そこでボランティアをしながら多くのユダヤ人やパレスチナ人と関わり、話を聞く中で、日本人だからこそこの地域で何かできることがある のではないかと思うようになりました。また、同時に日本がいかに平和な国であるかを実感し、戦争を脅威と感じることのない国であり続けられることに貢献したいと、改めて外交官を目指そうと決意しました。
国家公務員として働くことの意味は?
前田先生
公務員講座受講生座談会 風景03 民間との違いやどういう働き方をしているかなど、学生の櫻井さんは公務員についてどんなイメージを持っていますか。
櫻井さん
事務仕事が多い印象があります。パソコンに向かって事務処理をしたり、データ管理をしているイメージです。民間は、取引というか営業回りをしているイメージがあります。
前田先生
この春から公務員として働く吉丸さんはどうですか?
吉丸さん
どんどん仕事がふってくるイメージはありますね。あと、縁の下の力持ちといわれますけど、あまり感謝されることがないイメージ。「あって当たり前のもの」を提供する仕事が多いからだと思います。
前田先生
公務員は与えられた仕事だけではなく、創造性のある仕事もありますね。
吉丸さん
面接では法案作成や、国会で決まった法律をどう執行するのかなど「考える」ことについてよく聞かれました。そういう「考える仕事」と「事務仕事」の両立が難しそうだなと感じています。
前田先生
公務員として10年以上のキャリアを持つ河野さんはどうですか?外務省はほかの省庁とはまた違うかもしれないけれど。
河野さん
公務員講座受講生座談会 風景01確かに事務作業は本当に多いのですが、同時に自分が考えて政策を作っていかなければなりません。私は今、政策のたたき台となるものを作る仕事をしているのですが、バングラデシュ・ネパール・ブータンの状況や、各国に対するODA(政府開発援助)がどうあるべきかは日本で私が一番知っている立場でなければいけません。その上で日本政府がどう支援していくかを考えることが私の仕事なんですね。とても重要な仕事なので、大きなやりがいを感じています。
前田先生
やはり海外出張は多いんですか?
河野さん
実は年に2、3回程度ですね。現地での仕事はJICA(国際協力機構)さんや現地大使館で対応していただくことが多いので。ただ、同じ外務省でも課によると思います。政府要人と一緒に行き帰り機中泊、現地滞在8時間という出張を年に何回もこなす人もいます。
櫻井さん
すごく体力がいる仕事なんですね。
立命館はやりたいことを応援してくれる大学!!
前田先生
立命館に入学して良かったと感じることはありますか?
河野さん
周りの友達に恵まれたし、公務員講座や留学など、やりたいことを何でもやらせてもらえる環境があった。学生が求めれば道が拓かれる大学だと思います。
櫻井さん
公務員講座受講生座談会 風景02 やりたいと思ったことをすごくバックアップしてくれる。エクテンへ進路の相談に行くと、いつも親身になってくださいます。
吉丸さん
立命館の学生はとりあえず「やってみる」という人が多い。授業の合間に海外でボランティアをする人や、早い段階でインターンシップに行く人、休学して海外を放浪する人など、いろいろ。そういう環境に身をおけたことが良かったです。
前田先生
これからの目標をお聞きしたいと思います。みなさんはこれからどんなことをやっていきたいと考えていますか。
吉丸さん
考える力や国語の応用力が低下していると言われているので、文部科学省でそうした力を伸ばす施策を打ち出したいですね。個人的な夢としては、高校時代にラグビーをやっていたので、2019年に日本で行われるラグビーのワールドカップに携われればと思っています。
河野さん
忙しさに追われて、何のために仕事をしているのか忘れそうになるときがあるのですが、一つ一つの出会いを大切に、自分ができることを精いっぱいやっていきたいです。また、今の経済協力の仕事に情熱を持っているので、さらに専門性を高めたいと思います。
櫻井さん
まずは国家公務員総合職の試験に合格するために頑張りたいです。また、公務員となって内部でしっかりとした組織を作ることに携わりたい。行政改革をしたいと思っています。

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