立命館 特集

ものづくり特集

Jan 10, 2019

Made in RITSUMEIKAN

手芸サークルRowan

PROFILEプロフィール

手芸サークルRowanは、「手芸を通じて手づくりのぬくもりや、ものに対する愛着を、仲間やサークル以外の人々と共有する」という理念を掲げ2012年に発足した。「Rowan」が7回竃で焼かれても燃えない「西洋七竈」の英語名称であるように、ただかわいいだけではなく、手作りでも丈夫な作品を作ることを目指し活動に取り組む。今後は流行を取り入れた作品の制作や、学外イベントへの参加を目指している。

ACTIVITIES活動内容

衣笠キャンパスの学生会館2階のミーティングルームにて活動し、道具はサークルで購入したものを使用。作品に関しては、各自作りたいものを作り、完成品を学園祭や年に2回のフリーマーケットで販売している。多くの人に購入されるよう、1カ月に100個の作品をつくるなどの目標数を設定し、全員で制作に取り組む。販売後は売り上げ傾向などをチェックし、多くの人に喜ばれる作品について研究する。その他、新入生に対し気軽に手芸体験ができるような体験会を積極的に行う。

MEMBERS学生紹介

森田 実和さん

[ 文学部3回生 ]
部長

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水守 由香さん

[ 文学部3回生 ]
 

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森田 実和さん

[ 文学部3回生 ]
部長

ものを作るのが好きで、高校時代から独学でアクセサリーを作りアプリで販売していたという森田さん。趣味で作り始めたものの、作品が増えすぎたため販売を始めた。大学2回生で参加したhandycraft主催のサークル体験会が入部のきっかけとなり、入部後、先輩の指導によって苦手だったミシンや手縫いが上達したと話す。
学園祭やフリーマーケットに出品する日が近づくと、制作に追われることもあるそうだが、サークルのメンバーと協力しながら制作・販売ができたときの達成感や購入してくださったお客さんの笑顔がやりがいにつながるという。

「やりたいことができないということはほとんどなく、道具が揃っているという面でも環境は整っていると思います。また、メンバーそれぞれ得意分野が違うので、相談しながら制作できるので活動しやすいです」と笑顔で語る森田さん。今後はサークルの人数を増やし、活動の幅を広げ外部に向けた活動に取り組んだり、作品の種類を増やす予定。

水守 由香さん

[ 文学部3回生 ]

1回生の秋頃に学園祭でRowanが作品を出品しているのを見て、自分も作りたいと思い入部を決意。サークルの先輩たちの和気藹々とした雰囲気や丁寧な指導が入部の決め手だった。入部当初、自分の手の不器用さが原因で作品が思い通りに作れないときは落ち込むこともあったが、コツを掴むことで段々作れるようになったという。作品のアイディアを豊かにするために頻繁にアクセサリーショップに足を運ぶ彼女だが、可愛いアクセサリーなどを見ることがとにかく楽しいのだとか。それに加え、自分の商品が購入されたときにはより一層の喜びを感じると話す。

現在Rowanは少数で活動しており、人数が少ない分メンバー同士の仲が良いそう。メンバーが楽しく活動できる雰囲気づくりを重視する一方で「他のメンバーに負けないくらい可愛い作品を作るのが私の目標です」と作品にかける熱い思いを語った。

PROCESS製作工程

  • 作品の構図を考え、紙に大まかなデザインを描く。

  • シリコン製の型にレジン液を注ぐ。

  • 注いだレジン液の中にラメを入れ。ピンセットでパーツをのせる。

  • UVライトの光を約1分当て、レジン液を固める。

  • 型から取り出し、表面の凸凹を無くすためにレジン液を満遍なくかける。

  • UVライトの光を約5分当て、レジン液を完全に固める。

  • レジン液で作ったパーツとビーズ等をつなぎ合わせる。

  • 完成

TOOLS道具紹介

  • 目打ち

    パールビーズなどの穴の周りについているコーティングの余りを取って綺麗にしたり、テグスの結び目をほどいたり、チェーンの穴を広げたりする道具。

  • 上/精密ピンセット
    下/精密ピンセット(わし口)

    指ではつかみにくいラインストーンなどの小さなパーツをつかむのに便利なピンセット。

  • 丸ヤットコ

    ビーズクラフトの必需品。ビーズを通す金具の一種であるTピンや9ピンを丸めるのに使用する。

  • ニッパー

    ワイヤーやピン、チェーン、テグスなどを切る道具。

  • UVライト

    レジン液を固めるときに使うライト。UVライトからでる紫外線をあてることによってレジン液を短時間で固めることができる。

  • 電動ミシン

    さまざまな縫い模様を選択できるミシン。作る物や縫う箇所によって縫い模様を変える。

  • アイロンとアイロンマット

    布に折り目を付け縫いやすくしたり、しわをのばしたりするのに使用する。