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学友会との「初年次・オリター活動に関する懇談会」を開催

2019年10月30日(水)に「初年次・オリター活動に関する懇談会」を開催しました。本懇談会は、2019年度第1回全学協議会から継続して協議を行いたい論点として、学友会から要請のあった論点・テーマである「初年次教育とオリター活動・支援」について、大学(学生部)と学友会で意見交換し、今年度の全学協議論を取りまとめる「全学協議会確認文書」に反映することを目的に開催したものです。

当日は衣笠キャンパスとびわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパスをサテライトシステムでつなぎ、学友会からは15名、大学からは長澤学生部長をはじめとした学生部の教職員11名が出席しました。

懇談会では、冒頭に大学(学生部)より、2019年度春学期に実施したオリター活動への支援の総括について報告を行いました。これを受け、学友会からは、主に以下意見や指摘が出されました。

  • 成城大学・上智大学との合同研修(他のピア・サポート団体を知機会の提供として実施)は、参加して非常に有意義だったが、より良い機会とするために時期や内容、参加対象者についてさらに整理・検討をしてほしい。
  • 学外とともに学内のTISAやSSPピア・サポーターなどとの交流を通じて、他のピア・サポーターの取り組みを知ることでオリターの新入生への支援を充実させたい。
  • 学生部がオリター学生を対象に実施する、新入生支援活動の目的や意義、大学の支援内容等に関して理解を深める研修などを、毎年10月~1月までの間に実施し、情報共有を進めてもらいたい。
次に、2019年度に学友会・学生部が共同で実施した「新入生アンケート2019」の結果を踏まえ、学友会から、新入生への適切な情報提供のあり方について意見や要望が述べられました。主な意見や要望は以下のとおりです。

  • 現状の実態として、オリターがサブゼミ(新入生対象の小集団クラスを補完する位置づけとして設定された時間)において90分×15コマの実施内容を学部の先生方と協議して企画したうえで、オリターからの新入生支援を展開している学部もある。
  • 「アルバイト」「課外自主活動」に関してオリター(先輩)から情報を得ていない新入生が多いというアンケート結果があるが、提供する情報が、担当するオリター個人の意見に左右される可能性があるため、「アルバイト」「課外自主活動」に関する情報を提供していない学部オリター団もあることが実態である。
  • 新入生支援については、大学とオリター団が協働して実施することが前提となる。中でも、オリターが果たす役割について、全学部共通して設定する役割と学部の特性を活かした役割とに整理できるのではないかと考えている。特に全学部共通した役割について、継続して大学と協議していきたい。
最後に学友会からは、オリター活動の支援全体を通じて、学部事務室、教員、教学部、学生部といった大学の部署間の連携の強化や学内のピア・サポート団体との連携の必要性に関する要望が出され、懇談会は終了しました。

今後も学友会や院生協議会連合会と継続して他のテーマでも懇談会を実施していきます。

※2019年度オリター活動やその支援は、2018年度全学協議会で確認された「オリター活動に関する確認事項」「オリター活動・支援のフレームワーク」に基づいて実施されています。(RS学園通信2018年度全学協議会確認文書参照

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