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2014年8月、オーストラリアで開催されたオリンピックメダリストを多く輩出している"第12回パンパシフィック大会"。大本里佳さんは世界中の猛者が集う中、予選を第6位で突破。そして決勝ではタイム・順位を共に上げ、第5位という成績を挙げた。

2人の兄が水泳を始めていたこともあり、母親に連れられてプールに入ったのは1歳の時だった。小学校2年生で選手クラスに入り、京都府内で週6日の練習を行っていた。高校受験を気にせず水泳に打ち込めることを希望し、立命館中学校に入学。中学生になってからは週末、土曜日の午前中は授業を受け、午後から日曜日にかけて大阪で泊まり込みの練習を行っている。普段も近所のプールで練習に励んでいる。
多くの大会で経験を重ねる大本さん。ジュニア大会とシニア大会では、大会の規模も、選手の意識も全く違うのだという。今まで憧れだった選手と肩を並べることは、喜びと同時に刺激を受けたと、嬉しそうに話す。

学校ではクラスメイトと楽しい日々を過ごしている。語学を学びたいこともあり、高校2年生からはGLコースを選んだ。世界各国の文化や教育などを広く学べる授業がお気に入りだそうだ。今後は、水泳で海外へ行くだけではなく、勉強の一環として、SGHの研修へも行ってみたいと話してくれた。
体育祭等では下級生などからも人気者の大本さん。「一緒に写真を撮ってください」と声をかけられることもある。周囲からの期待も大きいが、それを「嬉しい」と話す。

普段から意識していることを尋ねると「ご飯をしっかり食べること、睡眠は7時間以上取ること、喉のケアを欠かさないこと」の3点。特に、喉があまり強くないと話す彼女は、日頃から常にマスクをしていることを心がけている。乾燥していることの多い海外での苦労も多く、中学生の時からマスクは常に肌身離さないと言う。練習は厳しいだろうが、授業中でも常に集中を欠かさないと、授業で関わる教員がみんな言う。常日頃からの彼女の意識の高さがうかがえる。

水泳を始めて、全国にたくさんの友達ができたことが一番だと彼女は語る。「一人ではできなかったこともあるし、友達の頑張っている姿を見ると自分も頑張ろうと思える」と笑顔を見せた。

今後の目標はリオデジャネイロオリンピック、そして東京オリンピックへの出場。大本さんの挑戦にますます期待が高まる。