校長挨拶


立命館中学校・高等学校は、1905年に「清和普通学校」として創立されて以来、昨年度110周年の節目を迎えました。これを機に、次の100年を見通した、より高いレベルでの新しい教育を創造していく決意です。

本校は、SSH(Super Science High School)とSGH(Super Global High School)という、我が国の高校教育にとって最も重要な施策である二つの研究校に指定されている、全国でも数少ない学校です。それだけに、本校教育に寄せられている期待と本校が担っている責任の重さをひしひしと感じております。

今後、これらの二つの研究指定事業(SSHとSGH)を両輪にして、「新たな価値を創造し、社会に貢献できるグローバル・リーダーの育成」を目標として、より高いレベルでの教育の推進に努めてまいります。


また、昨年度の卒業生は242人が立命館大学に進学しましたが、MSコースの生徒を中心とした他大学進学についても、京大5名(現役)、阪大9名、神大8名、北大5名など国公立に53名、医学部14名、獣医学部13名、歯学部3名、薬学部(立命推薦除く)21名など医歯薬系に51名、私立にも早稲田、慶応など多くの大学に進学しています。今後一層、生徒一人一人の進路選択に対応できるよう、教育力を引き上げていきたいと思います。


本年度の学校教育の重点目標は、「高い学力形成と主体的な学びを促す授業づくり」を第一に掲げました。具体的には、アクティブラーニングなどのこれからの大学教育の主流となる学びにつながる学力をつけるべく、教科「課題研究」を高2・3年生全員に必修科目とするなど、課題解決型の学習や探求型授業に力を入れていきたいと考えています。また、家庭での学習時間や読書量などの増加を図ります。同時に、教員の授業力向上を目指して、生徒の授業評価の活用や教員の授業研究、授業公開を積極的に推進しております。


さらに、昨年度は立命館小学校創立10周年・立命館中学校高等学校創立110周年記念式典を小中高合同で開催しました。長岡京移転を機に、「4-4-4」の立命館モデルとしての小中高一貫教育がより充実したものとなるよう、小中高一貫教育のより一層の本格的な展開を目指して、小中高の一体化、児童生徒の交流、教員相互の交流に力を入れていきたいと考えています。


明日の日本を担う意欲的な若者のチャレンジを期待しています。

2016年


 立命館中学校・高等学校 校長 成山治彦