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オーストラリアASMS International Science Fair 2019において研究発表を行いました

2019.09.10

SSHオーストラリアで行われたサイエンスフェアで本校生徒2名が研究発表

 8月31日(土)~9月8日(日)、立命館高校と長く交流を行っている南オーストラリア州の数学科学高校、ASMS(Australian Science and Mathematics School)で開催されたサイエンスフェアに6名の本校生徒(高校1年生女子4名男子1名、高校2年生男子2名)が参加しました。
 フェアーの軸であるCBL(Challenge based learning)ではそれぞれがテーマを選択し、テーマに沿った学習を3日間に渡って行いました。例えば「Plastic Oceans」では、海の土中にどれだけのプラスチックが含まれているかを顕微鏡で観察したり、市場に行きプラスチック容器を使わずに買い物をして、国際チームで昼食を作ったりしました。また、「Changing Waterways」では学校付近の川までバスを乗り継ぎ、川水を採取し、どのようにして水質汚染を測るかをグループで議論しました。どのテーマも身近な問題について扱い、海外生と協働し、3日間かけて発表の準備を行いました。
 また、参加生徒のうち2名が以下のテーマでポスター発表を行いました。

【The inhibitory effect of solutes on ice formation and expansion】
―氷の形成と成長に対する溶質の抑制効果―
【The effects of temperature and various mixing patterns on redox reaction times】
―酸化還元反応の反応時間に対する温度と種々の混合パターンの影響―

 二人とも英語での研究発表は初めてでしたが、多くの海外生・海外の先生方に質問やアドバイスを受け、とても良い刺激になったようです。11月に本校で凍なわれるJSSF2019にも多くの海外生が参加します。今度は迎える側として、力を発揮してくれることを期待しています。

 以下は生徒の感想の抜粋です。
「CBL活動では、他国の人のレベルが高く、scienceだけでなく、プログラミングの技術もはるかに上でした。(中略)少しでも海外生のようなレベルになれるようにこれからも研究にはげみたいと思います」「私がこの研修で学んだのは、失敗しても自分から積極的に挑戦することです。これからもっともっと英語を勉強し、後悔することのないようにしていきたいと思いました。」「夜の天体観測では、大学の先生によるブラックホールの講義を聞きました。内容はとても高度で、半分理解するのがやっとでしたが、興味深かったです。」「今までの人生で一番充実して、一番感じることの多い1週間となりました。」

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