2020.06.23

　立命館高校はこのような状況の中でも国際交流を止めていません。今回高校3年生のSSGクラスの生徒たちがタイの理数教育重点校であり本校の交流校であるKVIS（Kamnoetvidya science academy）の41名の生徒とともに国際交流プロジェクトを実施しました。
　本校でのオンライン授業に合わせて、6月6日（土）に45分間の合同授業を行い、自己紹介や各国の現状を話し合った後、KVISの生徒3名と本校生徒2名の5名の小グループに分かれて「COVID-19×〇〇」をテーマにプレゼンテーション作成に取り組みました。
　授業で設定されたのは初回の45分間だけだったため、生徒たちは2週間後のオンラインプレゼンテーションに向けて各自でzoomを設定し、グループごとに複数回のオンラインミーティングを重ねました。一回のzoomミーティングが3時間近くになったグループもあったようです。COVID-19に関するトピックを決定した後は、両国の状況を比較したり新しい提案について議論したりして、共同でスライドを作成し、6月20日（土）に2つのブレイクアウトセッションに分かれて各6分間の発表と4分間の質疑応答を行いました。


　オンラインでの国際共同プレゼンテーション作成と発表は本校で初めての取組でしたが、大変充実した楽しい発表会となりました。
　以下、生徒たちの感想です。

• 学校にもまだ普通に行けないし、様々な海外交流がなくなってしまった中で、このような海外生とプレゼンを一緒に作り、発表する機会をもらってすごく嬉しかったです。初めてリーダーをしてみて、上手くできなかった部分もあるけど、楽しかったです。タイの生徒はパワーポイントの作り方とかすごく上手くて、いろんなことを知っているし、アイデアがたくさんあってすごいなと感心しました。この企画で得たことを生かして、ステップアップしていきたいです。自分の英語はまだまだコミュニーケーションをとるのにプアすぎるので頑張っていこうと思います。すごく海外交流に対するモチベーションが上がりました。今回一緒のチームだったみんなとまた何かできたらいいなと思います。これからもこのような機会があれば絶対に参加したいなと思いました。
• 慎重に計画的に進めていく必要がありました。今後このような機会があった時に円滑に進めるためにより一層の知識と英語力が必要だと感じました。
• オンラインで海外生とはじめての交流で難しかった。JSSFのときはジェスチャーやその場の雰囲気で理解したり伝えることができたが、今回はそれがなくてさらに難しかった。オンラインでやるにはリアルでよりもさらなる英語力が必要だと思った
• 他国の人とオンライン上でトピックや内容を決めるのはすごく難しかったけれど、新しい経験だったのでまた少し、英語力がついたと思う。頑張ろうと思えた。
• 久しぶりに海外生と会って、めちゃくちゃ緊張していたので、一番初めのミーティングでは聞き役になっていたところがありましたが、その後のミーティングでは、自分のつたない英語でたくさん話して、半分くらいは理解してもらってたので、しっかり話すと言うことの大切さを学びました。もっとスピーキング力を上げていたらよかったので、これからスピーキング力をもっと上げていきたいです。
• お互いのなまりやインターネットが原因で聞きづらいこともあったが、その壁を乗り越えて得られるものが多かった。
• 授業外での準備時間が多く大変でしたが、達成感もありました。
• 2週間という準備期間がしっかり確保されていたのでじっくり考え話し合えたのですごくよかったです。　授業外での海外生徒の関りがすごく楽しかったです。またお題を変えてしてみたいと思いました。
• 他のグループのプレゼンを興味を持ってきけたし、タイの生徒と繋がりを持てたのが良かったと思います。
• 内容を途中で変えたりして完成させるまで時間はかかったけど、できたのでよかったです。大変なことも多くてすごく難しかったけど、グループのメンバーで協力してできて、貴重な経験になったと思います。