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【SSH】Japan Super Science Fair 2020 Onlineのホームページを公開しました。

2020.09.23

Japan Super Science Fair 2020 Onlineのホームページを公開いたしました。アドレスは次の通りですが、
本校ホームページトップのJSSFアイコンからもリンクしています。


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Japan Super Science Fair(JSSF)は、海外理数教育重点校や国内SSH校を中心に優れた科学教育を行っている学校の生徒達が集い、科学を媒体としてお互いの研究や友情や夢を交流する場で、2003年から立命館高校において開催してきました。18回目となる今年のJSSFはオンラインで実施することになりました。20以上の国・地域から計300名程度の参加を得て盛大に開催されます。今年のオンラインJSSFは時差に配慮して世界を2つのブロックに分け、日本時間の土曜日(Aブロック:日本から西へ、アジア、ヨーロッパ・アフリカまで)と日曜日(Bブロック:日本から東へ、オセアニア、アメリカ、大西洋まで)に3回の週末を使用して開催します。立命館高校からは高校2・3年生 SSGクラス全員と、全校から募った希望参加者の計約80名程度が参加します。SSGクラスの生徒は実行委員として運営にも深くかかわります。10月31日(土)または11月1日(日)に開会式を予定しており、参加生徒にとっては多くの学びを得る3週間の取り組みとなることでしょう。今年のハイライトをあげておきます。
 
◇記念講演
本年度は、国立天文台の先生方を中心に、世界の何カ所かの天文台でご活躍の先生方を結んで、天文分野での国際共同研究のお話と、次代を担う高校生へメッセージをいただける内容で計画しています。

◇動画での科学研究発表
JSSFが始まる前から終了までの間の約1か月、約120本の科学研究発表が10分間の動画で参加者に共有されます。動画ですから何度も繰り返し見ることでき、研究の細かいところまで理解することが可能になります。また、時差によるグループ関係なく、世界中の高校生の研究から多くを学べる機会にもなります。チャットによる質疑やコメントで視聴者が発表者とのコミュニケーションの場を持てるようにします。

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◇Zoomによるライブでの科学研究口頭発表
世界中の高校生の科学研究発表です。Week2の取組として、各zoomの部屋で、合計約60本の発表が行われます。こちらでは10分間の研究発表動画を見てもらっていることを前提に5分間の追加発表をライブ発表で行ってもらい、その後参加者と10分間程度の質疑応答の時間を設けます。活発なディスカッションを期待しています。研究には優劣はつけず、将来、より高い研究を目指すための交流にしたいと思います。海外参加校の先生方にコメンテーターとして参加していただき専門的な見地からのアドバイスもいただく予定です。この活動だけは、新たにCブロックとして、日本時間の真夜中に発表の場を設け、全ての発表者が3回の内2回の発表を行うことで、AブロックとBブロックで別々に参加している参加者たちが、世界中の生徒と研究発表によるライブでの交流が出来るような機会を作ります。

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◇Science Talk
研究者の方々や参加いただく海外校の先生方から興味深い科学の講座が4つのzoomの会場で予定されています。

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◇Science Showdown
約300名となる参加者たちが5名程度の小グループに分かれ、提示された課題を協力して解決し、その結果を競います。Week 1に課題が提示され、期間中にチームでの回答を提出し、Week 3で結果発表と表彰が行われます。それぞれのグループは様々な国の高校生から構成され、彼らが近い将来に経験するであろう国際協力の模擬体験になります。

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◇Science Discussion
参加者たちが5名程度の国際色豊かな小グループに分かれ、科学に関連するトピックに関してDiscussionを行います。異なる視点からの意見を聞き、また自分の意見を発信していくことで参加高校生の視野や世界が広がっていくことを期待しています。様々な国からの高校生が集うJSSFならではの驚きや喜びを経験できることでしょう。

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◇その他の企画
各国の文化発表や京都バーチャルツアー、コミュニケーションを深める取組等、生徒実行委員会が様々なことを企画しています。お互いの理解を深めることで、大きなネットワークを育んでくれることを期待しています。
 
詳しくは http://www.fkc.ritsumei.ac.jp/fkc/jssf2020/index.html  をご覧ください(英語での紹介となっています)。