2020.11.19

　10月31日(土)から3回の週末を使って開催されましたJapan Super Science Fair 2020 Onlineが11月15日(日)に大きな成果とともに幕を閉じました。期間中、参加生徒達は、多くの友情を育み、たくさんの科学研究に触れ、大きな達成感を持って終えることが出来ました。参加校から多くの先生方のご関心もいただき、生徒の取組を参観いただきました。
　国際科学教育を推進する際、教員のネットワークが重要なことは言うまでもありません。これまでからJSSFに参加いただく世界中の先生方には、「すべてのJSSF参加生徒をすべての教員で育てよう」という協働の意識を共有していただいていることが主催者としての私たちの誇りとするところであります。オンラインで実施した今年度も、教員ネットワークをより強固なものにするために、生徒の取組と並行して、下記のような教員企画も行いました。
　参加校の先生方に加え、関係機関からのゲストの方々も多くご参加いただき、たいへん有意義な時間を持つことが出来ました。この後もこの学校間ネットワークをさらに充実していけるよう、継続的なつながりを大切にしたいと考えています。

◎Week 1　Teachers' Meeting
　参加教員、ゲストの皆さんが、お互いに知り合うための交流の時間を持ちました。小さなグループのブレイクアウトセッションでの会話を、グループを組み替えて何度か行うことで、旧交を温め新しい仲間を作っていただきました。特にコロナ禍での学校の対策やオンライン授業、各国の対応などが話題の中心になりました。どのグループでも笑顔での会話で盛り上がり、「コロナ禍での癒しになった」と喜んでいただきました。

◎Week 1　Teachers' Session
　発表内容は以下の通りです。

 
◎Week 3　Teachers’ Conference
　最終週、生徒達がフェアウェル企画をしている時間帯に、「私達の目指す科学教育を考える」をテーマとした教員カンファレンスを行いました。A、Bそれぞれで分科会を設定し、最初に話題提供をいただき、その後、参加者による意見交換を行いました。いずれの分科会においても、今後の取組のアクションプランが示される等、たいへん有意義な議論がなされました。

分科会でのテーマと話題提供者は以下の通りです。
【Aブロック】
◎Building a peer-learning community for educators across schools
　　Dr. Wiwat Ruenglertpanyakul（タイMahidol Wittayanusorn School）
◎Starting an international collaborative research project
　　Mr. Leo Hsieh（台湾 Kaohsiung Municipal Kaohsiung Senior High School）
【Bブロック】
◎Science education with a focus on experimentation
　　Mr. Dale Olive（ハワイ Waiakea High School）
◎Starting an international collaborative research project
　　Dr. In-Ok Song（韓国 Korea Science Academy of KAIST）
◎Scientific research and the effectiveness of presentation
　　Dr. Sowmya Anjur（アメリカ Illinois Mathematics and Science Academy）
　　Dr. Dave DeVol（アメリカ Illinois Mathematics and Science Academy）
◎The ideal international scientific exchange for the future