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【SSH】タイのサイエンスフェア(TISFオンライン)で本校生徒が国際共同課題研究の成果を発表

2021.01.16

 2021年1月6日~8日の3日間、本校SSGクラス3年生の泉水南海さん、林田鈴羽さんが、タイのMahidol Wittayanusorn School(MWIT)の主催で行われたオンラインでの国際サイエンスフェア、Thailand International Science Fair(TISF)2021にて「お茶の抗酸化作用」をタイトルとした研究発表を行いました。Mahidol Wittayanusorn Schoolは本校が長年深い交流を行っているタイの科学高校で、毎年共同課題研究を行っています。TISFは隔年で実施される大規模な国際科学フェアであり、これまではタイへ訪問して参加してきましたが、今年度はオンラインでの実施になりました。
 今回発表した研究は昨年度からタイのMWITの生徒とともに国際共同研究として高校2年次より取り組んできたものです。お茶は日本でもタイでもよく飲まれており、体に良い作用がたくさんあると言われていますが、彼女たちはその中の一つの抗酸化作用というものに焦点を当て、健康効果を得られるお茶について調べ、その効果をより得るための方法を見つける研究を共同で行いました。本校生徒による実験では、緑茶、ほうじ茶、紅茶、万能茶、ペットボトルのお茶を用いて、FRAP法、DPPH法を用いた抗酸化力の測定、ポリフェノールの測定を行いました。
 3日間にわたってオンラインで行われた今回のフェアでは、初日の開会式と研究発表にタイの王女様がご臨席になられ、本校の二人は王女様の前で発表させていただく数組に選んでいただきました。大変緊張しながらもタイ生徒と協力し、立派に今回の研究内容を説明することができました。
 また、参加校の校長によるパネルディスカッションでは本校の代表校長堀江未来先生がパネラーとして参加し、コロナ禍における国際科学教育の在り方について各校長と議論を行いました。
 そのほかにも3日間を通して文化発表やグループワークなどの機会も設けられました。このような状況下でも海外生徒とつながり、これまで取り組んできた研究活動の成果を発表できる貴重な時間となりました。

<参加生徒の感想>
  • 私たちは国際共同課題研究として高校2年の時からお茶の抗酸化作用について研究をしてきました。今回、海外生と一緒に発表ができる機会を再度頂けてとても嬉しかったです。また、タイの王女様にもご覧になっていただけるということで緊張しましたが、とても貴重な経験をすることができました。高校3年の最後の締めくくりとして楽しみながら、勉強することができました。
  • 私は共同研究を進めていく中で、英語を通じて多くの方と関わることができました。この2年間で数回、研究を人前で発表することができ、最後はTISFでタイの王女様に発表させていただく機会まで得られました。この研究を通して本当に貴重な経験ができたので良かったです。
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