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【SSH】令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会にてポスター発表賞を受賞

2021.08.26

 8月5日(木)に令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会が神戸国際展示場で開催され、本校代表として高3SSGクラスの生徒が全国224校のSSH校代表とともにポスター発表を行いました。化学分野での課題研究の発表で、タイトルは「NaCl水溶液の凍結メカニズムおよび氷の形状に関する研究」です。
 不純物を含んだ水は不純物を排除しながら凍結するという性質が知られています。本研究では一方向から冷却することができる装置を生徒が自作し、NaCl水溶液を用いて凍結した氷の形状や冷却時の温度変化、溶質の分布を調べることで、その凍結過程や形状の変化について明らかにすることを目的に研究を行いました。その結果、冷却速度の違いによって異なる構造をもつ2相が確認され、それらが凍結時の過程の違いによるものであるということが分かりました。
 発表生徒は審査員の先生方の前でも堂々と発表し、また、質疑にも丁寧に対応することができました。コロナ対策のため、発表全体が2日間に分割され、各校の参加人数も最小限のため、聴衆が少なく残念な思いもありながら、長年研究してきた成果を十分に伝えることができました。
 20日(金)にはオンラインで表彰式が行われ、ポスター発表賞を受賞しました。今後のますますの活躍を期待しています。

<代表発表生徒の感想>
  • 中学2年生の頃から部活動内での活動の一貫で氷の形成や形状変化について研究を行ってきました。今回、これまで続けてきた集大成として発表することが出来、ポスター発表賞という賞を頂くことができて大変嬉しく思います。研究活動を通じて、自分が興味を持ったことや疑問に感じたことについて実験を通じて調べ、それによって新しい発見をすることや自分が考えた仮説が実験によって証明されるのが楽しい毎日でした。氷にはまだまだ解明されていない沢山の謎があります。これからも継続して研究を進めていきたいと思います。

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