ニュース

【SSH】国際共同課題研究テーマ発表会を実施しました

2021.09.17

9月11日(土)、立命館高校がSSH事業として推進している国際共同課題研究に関わって、国内生徒への第2回学習会としてテーマ発表会をオンラインで開催しました。令和2~4年度で文科省から指定されているSSH第5期「先導的改革型」において、立命館高校では「国際共同課題研究の日本全国への普及」を大きな柱として掲げており、今年度は4月より16校の連携校とともに海外校との共同研究を進めています。

今回はそれぞれ海外校と国際共同研究を行っている16校の日本の連携校の10グループに立命館高校独自で進めている国際共同研究1組を加え、11グループが、研究テーマの概要や現在の実験の進捗状況、今後の予定などを5分間ずつのオンライン発表で共有しました。54名の高校生と教員が参加しました。その後、ブレイクアウトセッションに分かれ、それぞれの問題点や課題などを小グループで議論しました。

当日は生徒たちのテーマ発表の前に、本校の交流校である韓国のKorea Science Academy of KAIST の物理の先生より、国際共同研究の楽しさや難しさ、この経験が将来どのような場面で活用できるかなどのお話を聞かせていただくこともできました。

SSH研究開発の中で、高校生による「国際共同課題研究」の実践が、科学学習やグローバル人材育成において大きな成果をあげるものと確信しています。SSH第5期指定校として、本校生徒のみならず、多くの国内の高校生に国際共同課題研究の機会を提供し、将来のためのネットワークを広げてもらうことを第5期SSH指定をいただいている本校の使命として、取り組んでいます。

【参加生徒の感想】
  • 今回、自分たち以外の生徒の研究を聞けて刺激になりました。最後のブレイクアウトルームでは聞きたいことが聞けたり、すごく勉強になり、困っていることも大体一緒で安心したりアドバイスも言い合えていい時間になったと思います。
  • 皆さんとてもレベルの高い研究をされている中同時に同じような悩みを抱えていられることが分かった。JSSFまであともう少しだが引き続き頑張りたい。
  • 生物の分野や数学の分野など、みんな自由に一から始めたから違いがあって興味深かったです。ビオトープの研究とゼブラフィッシュの研究が特に面白そうだなと思いました。私は今までこのような活動に参加したことがなかったので、今回のJSSFが初めてとなりますがこの活動を通して成長できたらいいなと思います。
  • 出来ないと言われていることに敢えて挑戦して解決しているグループがあってすごいと感じた。文化的なテーマに対して科学的に捉えようという視点を持ったグループもあって面白かった。
  • 皆さん、それぞれの学校でコロナの環境の中、頑張っていると思うと私も頑張ろうと思えた。それぞれ面白い研究が多くて、2か月後が楽しみだ。

news_210917_1

news_210917_2