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【SSH】Tri-School Online Exchange Programでタイ・韓国の高校生と一緒に共同発表会を実施しました

2022.06.20

 2月5日(土)に実施した1回目、3月19日(土)の2回目に続き、4月23日(土)に最終回のTri-School Online Exchange Programが実施されました。この取組は、本校と交流の深いタイのMahidol Wittayanusorn School (MWIT)・韓国のKorea Science Academy of KAIST(KSA)と3校で実施したプログラムで、通常はサイエンスのプログラムで連携している3校が、文化をメインテーマとして3カ月間オンラインで交流しようと企画されたものです。

 最終回の今回は、3カ国3校のメンバーで構成された小グループでの共同プレゼンテーションの発表会を実施しました。テーマ設定が自由であったこともあり、3カ国のPop-music、伝統建築、スラング、コロナ禍の状況など、実に様々な事柄をトピックとして、工夫を凝らした発表が披露されました。このプログラムは1カ月に1回開催されていますが、その間にはグループ毎に頻繁にミーティングが行われていました。第1回の時に顔合わせした立命館生2人、タイMWIT生2人、韓国KSA生1人の5名のグループで継続して活動を続けていますので、すでに仲良くなっており、和やかな雰囲気の中での発表会となりました。

 MWITとKSAは、本校が最も長く、深く、交流を続けてきている海外校です。コロナ禍で海外との行き来が制限される中ではありますが、参加生徒たちは3カ月間を通して英語力の上達を実感し、海外に今後もつながる友人を得たようです。オンラインを通した国際交流の可能性を大きく広げることができました。


【参加生徒の感想】
  • 私はプログラムに自分から参加するのが初めてだったのでとても緊張していたのですが、思ったよりもラフで優しい雰囲気だったので、自分に合っていて、初めて参加したのがこのプログラムで本当に良かったなと思いました。グループごとの活動だったことで、自分のことだけではなくグループ全員のことを考えて準備をしなくてはならなくなり、みんなが積極的になるにはどうしたらいいのかなど、常に自分にできることを見つけてやるという能力や、協調性が磨かれたと思います。自分とは比べ物にならないみんなの英語力の高さに刺激を受けたり、いろんな文化に触れられたりと、とても良い経験になりました。

  • このプログラムは期間が長かったこともあり、本当に様々な文化の違う面、似ている面について学ぶことができました。その中で強く感じたのが、違う文化にいても同じ文化にいても人との繋がりは同じだということです。文化の違いは、時に分かり合えない原因として捉えられたり、争いの原因とされたりする事が多いように感じます。けれど、このプログラムを通してタイと韓国のみんなと一緒に過ごし、お互いにお互いを理解しよう、という姿勢を示せば、文化や背景の違いは関係なく仲良くなれるのだということを改めて学びました。

  • 2月から4月までの3ヶ月間の間に何度もグループメンバーと顔を合わせて話すことができたので、他のプログラムよりも、メンバーとの関係が深められました。オンライン交流に慣れ、自分から提案したり、自分からドキュメントを作成して共有したりすることが初めてできたプログラムでもありました。特に第2回までの事前準備は週に一度、同じ時間にミーティングをしていて、それが毎回、とても楽しみでした。もちろん、アイデアが出なくて沈黙が続くこともありましたが、今回は沈黙を破るという目標を自分で立ててアイデアを出しました。オーナメントを組み立てるアクティビティや伝統衣装のアクティビティをオンライン形態で自分達で考えていくのはとても楽しかったです。

  • 今回のプログラムは自分の今の英語の実力を最大限に発揮できるプログラムだと思いました。それに加えて、自分の英語力もさらに伸ばすことができたと思います。海外生と事前に準備をすることも多く英語に触れる時間が普段よりも長かったです。そのような時間があったので日に日に自分の言いたいことを言えるようになって成長したなと実感することが多くありました。短期的な期間のプログラムではなかったので長期的に連絡を取っていました。その効果もあり最初のほうは話しかけるのに少しためらいがありましたが最終日には自分が思ったことはすぐに言い出せることができていたので、ものすごく成長を感じることができました。自分が一番苦手であるスピーキング力を伸ばせたなと思いました。このプログラムに参加できてよかったです。

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