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SGH関連 JICA関西主催「2014年度高校生国際協力実体験セミナー」に参加

2014.12.22


 JICA関西主催「2014年度高校生国際協力実体験セミナー」に、高校1年生4名が参加

 

20141220日・21日、神戸にあるJICA関西国際センターで「2014年度高校生国際協力実体験セミナー」が開催され、本校1年生4名と教員1名が参加しました。今年度は「水・環境・防災 そこであなたは?何ができる?」というテーマで、関西の24県から12校(うちSGH指定校は4校)の高校生48名と教員12名が集まりました。

最初は、生徒教員が混じって、「“私”から広がる世界」をテーマにしたアクティビティ(アイスブレーキング)で緊張をほぐした後、前もって決められた5人のグループ(男女学年混合)に分かれました。その後の活動は最後までこの5人のグループ単位で行われました。昼食後はアフリカに関する国名記入のゲームのあと、青年海外協力隊のOBで写真家の福井智一氏からケニアでの体験、特に象の密漁と保護に関するお話を聞きました。

その後が研修のメイン企画であるグループワークでした。12のチーム(生徒10と教員チーム2)が3つのグループ:1.石油採掘と自然保護について 2.水道の民営化について 3.災害後の復興計画とまちの再生について、に別れて、さらにそれぞれ対立するであろう4つの立場に分かれました。1日目の夜と2日目の朝のグループワークは、それぞれのテーマに沿って自分たちの意見を補強する論を話し合い(データは各グループ書物やインターネットを使って取得)、その後パネルディベートで発表し合いました。各グループはそれぞれ他のグループの立論を考えながら与えられた自分たちの論を補強するという作業を、それぞれのグループで夜遅くまで、また、朝早くまで行っていました。

生徒たちは、2日間の活動を通じて、論理的にものを考え発表すること、他の主張を考慮すること、グループで協力し合うこと、など多くのことを学んだようでした。参加した一人は「自分の意見を述べる事も大切ですが、相手の意見に寄り添うことも大切だと思いました。パネルディベートでは現在起きている国際問題をテーマに議論しました。私たちは、スラムの人間でもないし先住民でも何でもないけれど今回そういう立場がどうしても弱くなる人の視点にたって、よりそれぞれのテーマの深刻さを実感しました。」と感想を述べています。