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さくらサイエンスプランで韓国Korea Science Academy of KAISTの生徒と交流 その3 (東京科学研修)

2015.02.10


日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)で韓国Korea Science Academy of KAISTの生徒と交流 その3(東京科学研修)

 

130()、この日から最後の3日間は東京科学研修です。朝、ホストファミリーに京都駅まで送ってもらった生徒達は、5日間という短い滞在ではありましたが、暖かく迎えてもらったことに感謝し、またホストファミリーの皆さんも涙を浮かべて「また来てね」と別れを惜しまれていたのが印象的でした。東京科学研修には立命館高校から6名の生徒が参加し、東京にて静岡北高校の生徒2名が合流しました。最初に昼ご飯を取るため浅草へ訪れ、「日本らしさ」を存分に味わってもらいました。午後は、NECでお世話になり、研究者の方からのお話とショールームにて最先端技術の解説を受けました。食の安全や防犯、映像技術等での最先端技術の紹介です。身近で大切な技術が多く、有意義な時間となりました。

    


131()、午前中は東京大学柏キャンパスを訪れ、小川雄一先生から「Frontier of Fusion Research」の講義を行っていただきました。東京大学の紹介、プラズマ科学について、核融合について、最後に国際実験炉であるITERについての説明と続き、興味深い内容でした。その後、研究室の方の説明で、研究室見学をさせていただきました。ITERの模型を使った説明や、磁場に関する実験についての説明を受けました。午後はパナソニックのリスーピアで楽しく過ごしました。

  


21()、この日が最終日です。朝から午後3時まで日本科学未来館にて研修です。日本、韓国、それぞれ2名ずつの生徒でグループを4つ作り、館内を見学し、最後にグループ毎1つの展示を紹介する取り組みをしました。選ばれた展示テーマは、「脳」「ASIMO」「カミオカンデ」「オトナロイド」でした。短時間の準備でしたが、それぞれが工夫を凝らしたプレゼンテーションを行ってくれました。最後に、修了証の授与を行い、それぞれの生徒がこの研修で学んだことや将来の夢についてスピーチを行い、すべてのプログラムが終了しました。韓国の生徒達は成田空港から釜山への帰路につきました。日本の生徒達と深い友情を育んだ韓国の生徒達が、この後、お互いに協力しながら人類の未来に貢献してくれる科学者、技術者へと成長してくれることを願っています。

  


プログラム実施にあたり多くの皆さまからご指導、ご支援を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。