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SSH 海外科学研究ワークショップ2015 カナダFRCコース 中間報告

2015.03.12

Super Science High School (SSH)
海外科学研究ワークショップ
カナダFRCコース報告(中間報告)

 SSH SSG海外科学研修カナダFRC3週間コース 中間報告

 

 SSGクラスに所属する生徒は2年次春〜3年次夏に海外科学研修に参加します。今年はカナダ3週間、イギリス3週間、ハワイ1週間の3コースが実施され、カナダコースに参加した14名の生徒は31日~20日の約3週間、カナダ、マニトバ州ウィニペグにある本校の提携校Fort Richmond Collegiate(FRC)で学んでいます。

 このSSG海外科学研修は、SSHの取り組みの中でSSコースをスタートさせた2005年度の入学生が3年生になった2007年から始まった企画で、カナダFRC研修の実施は今年で7回目の実施です。

  


 31日、20時間のフライトの後にウィニペグ空港に到着した生徒たちは、疲れを見せることなく笑顔でホストファミリーやBuddyと対面しました。FRCBuddyたちの多くは本校主催のJSSFに参加しており、4カ月ぶりの再会でした。

 翌日よりFRCでの授業に参加しています。生徒たちはBuddyの時間割によって主に理数科目の生物、化学、物理、数学や美術、音楽、体育、また(国語としての)英語などの授業に参加しています。私たちのために特別に用意されたプログラムではなく、FRCの高校生の授業にそのまま参加させてもらっており、またBuddyごとに受講している科目も異なるため、ほとんどがクラスの中に留学生が自分一人という、非常に稀な環境の中で、緊張感を持って過ごしています。おおむね授業内容も理解できているようで、積極的に授業に参加しています。

 校外学習では、マイナス26度の中でさまざまなリサーチを行うArctic Day(北極デイ)と呼ばれるフィールドワークに参加させてもらったり、昨年10月にオープンしたばかりのマニトバ人権博物館で多民族国家カナダならではの視点から人権について考えたりしました。

 また週末には氷に穴をあけて魚を釣る氷上釣りや、川が凍ってできた特設リンクでのアイススケートやカーリングに連れて行ってもらったりと、真冬のマニトバで新しい経験を存分に楽しんでいます。

 4日目を終えた生徒たちは「毎日新しく新鮮な生活で充実していて楽しいです」「カナダ人どうしの速い会話も聞き取れることが増えてうれしいです」「学ぶことが本当にたくさんあるのでちゃんと吸収していけるようにしたいです」「これからまだまだ研修は続くので、もっともっといろんな経験をして、吸収して、日本に持って帰りたいと思います。これから先が楽しみです」と感想を述べています。

20日の帰国まで、残りの日々もしっかりと学習に取り組み、日本とカナダのネットワークを広げてくれることと期待しています。