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SSH 三菱自動車工業株式会社様のご協力で、電気自動車の学習を行いました

2015.05.08

Super Science High School (SSH)
2015年 特別授業報告
外部機関(企業)との連携


SSH 三菱自動車工業株式会社様のご協力で、電気自動車の学習を行いました

   

  立命館高等学校は2015年度より、文部科学省から第4期スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、わが国の理数教育の推進や21世紀の人材育成のためにさまざまな研究開発を進めています。

その中で,生徒たちの科学技術に対する興味・関心の向上、そして将来に向けた夢・目標づくりの一貫として、多くの外部機関と連携した取り組みを実施しています。

今回は、417日(金)に高校27組(SSG スーパーサイエンス・グローバル・クラス)の生徒を対象に、物理の授業の応用発展として、三菱自動車工業(株)様のご協力により、電気自動車と自動車テクノロジーの特別授業を行いました。前半は、女性エンジニアの方々からご自身の高校時代や学生時代の進路選択の体験談などにも触れながら、自動車技術に関するプレゼンテーションをして頂きました。電気自動車を始めとする最新のテクノロジーや未来の車への展望やその開発の様子も紹介していただき、貴重な話を伺うことができました。

 特別授業の後半は、野外で実物の電気自動車(アウトランダーPHEVi-MiEV)を用いての解説と電気自動車への試乗体験が行われました。また、試乗への待ち時間を利用して、もう一台の電気自動車から取った電気を用いて焼いたフランクフルトを振る舞って頂くサプライズもあり、生徒たちも大喜びでした。

 なお、この取り組みは立命館高校の生徒に加えてタイから来日中のMahidol Wittayanusorn Schoolの生徒10名も参加し、プレゼンテーションの内容も日本語と英語の2カ国語で行われました。貴重な機会をご提供頂いた三菱自動車工業(株)のみなさまに心より御礼申し上げます。

 

(生徒の感想より)

○ 自動車業界に興味を持つことは、このような機会がなかったら、なかったと思うので、すごく貴重な経験だったと思います。自動車業界には女子が1%しかいないと聞いてびっくりしました。自動車をつくるエンジニアといえば、難しいことばかりやっているのかなと思っていましたが、人に分かりやすく伝えるお仕事などもあることを知って、楽しそうだなと思いました。私が今回の特別授業で一番興味を持ったのは、コネクティッド・カーについてです。もし、コネクティッド・カーが全世界で使われ始めたならば、すごく楽しい世界だなと思いました。この車の使い方を思いついた人は賢いなと思いました。そんなふうに新しいものをつくりだす未来のある仕事に就きたいと思っているので、すごくいい経験になりました。ありがとうございました。

○ これからとても重要になってくるであろう電気自動車、ハイブリッドカーのことを、三菱自動車さんから直接聞けたことはとても良い刺激になりました。ありがとうございました。これから発売されるであろう、電気自動車の最先端技術のこと、これからの生活に大きく関わって来るであろう、技術を知り、それをつくっておられる方々とお会いできたのは、私の将来のことを考えていく上でとても参考になりました。先生からお聞きするのも良いのですが、やはり、第一線で働いておられる方から聞くと重み、実感が違うなと思いました。これからもまた来て頂けるととても嬉しいです。また私たちの学年で行ってほしいです。ありがとうございました。

○ 最近、自動が急に新しくなってきていて、アイサイトとか、エンジンを止める技術などは知っていました。今回はそれらの技術を理解することができました。また自動車業界が目指している未来の計画も知ることができました。自動運転を実行するために本格的に開発を進めていることを聞いて、実感が湧いてきました。日本の技術が世界の最先端を引っ張っていってほしいと思いました。すごくいい時間を過ごすことができました。