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立命館小学校創立10周年 立命館中学校・高等学校創立110周年記念式典

2015.06.30



立命館小学校10周年 立命館中学校・高等学校110周年を、盛大にお祝いしました


 6月27日(土)、立命館小学校創立10周年と立命館中学校・高等学校創立110周年記念式典と、地域の方々や卒業生、関係者の方々といっしょに周年をお祝いする「立命館フェスティバルin長岡京」を、立命館長岡京キャンパスで開催しました。

 午前の式典では、多くの来賓の方々にご参列いただき、成山治彦 小・中・高等学校校長校長 および 吉田美喜夫 立命館総長からご挨拶をさせていただき、山田啓二 京都府知事様からご祝辞をいただきました。
 その後、周年を記念して募集したロゴの中から、小学4年生と高校3年生の作品を表彰し、小学校チアーチームと高校ダンス部の共演を披露するなど、日本の教育における新しい挑戦である、立命館の小中高12年間一貫教育を体現する式典となりました。
 最後に,小・中・高校生の各ステージ代表による「決意宣言」が日本語と英語で語られました。その内容と、その完成度の高さに、会場からは大きな拍手がわきあがりました。

 午後からは,地域の方々や卒業生など立命館ゆかりの皆さまを招いての「立命館フェスティバルin長岡京」を開催し、約5,000名の方々とともに、周年をお祝いしました。

 各界で活躍しておられる立命館の卒業生の皆さまに支えていただき躍進しよとする立命館の姿と、北大路・長岡京の両キャンパスで育ちつつある、未来「人財」の頑張りを発信するとともに、在校生が自らの担う使命を再確認する一日となりました。

 式典・フェスティバルにご来校いただきました皆様には、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。



 

 

 

 



 

 

 

 

               


 生徒達が考えた「児童・生徒 決意宣言」を紹介します。


立命館小学校10周年
立命館中学校・高等学校110周年

決 意 宣 言

 今年は、立命館小学校創立10周年、立命館中学校・高等学校創立110周年の年であり、また第二次世界大戦後70年という節目の年でもあります。本校で学ばれた先輩もその大戦に巻き込まれ、たくさんの人々が傷つき、命を落としたと聞きます。いったいどんな思いで戦争に臨まれたのか。家族のこと、友達のこと、先生方のこと。きっと色々な思いを胸に抱いておられたことでしょう。私たちの思いは、反戦や平和の理想を語りたいだけにとどまりません。歴史に触れ、先人の思いを知り、先人の思いをつなぐことこそが大切であると考えます。
 戦争だけでなく、大きな災害も日本を襲いました。阪神淡路大震災や東日本大震災のとき、私たちの先輩は、多くの市民に先んじて「自分たちに何ができるか」と動き出されました。まさに「自由と清新」の精神を持ち、これぞ立命館スピリットであることを私たちに教えてくださいました。
 こうした歴史の中で、立命館に関わった様々な人たちの願いや思いの上に、支えがあったからこそ、私たちは今ここにいます。立命館で学ぶわずかな時間の中でも、私たちは連綿と受け継がれてきた伝統や様々な人の思いを知ることができました。

 私たちの世代が社会に出て活躍する2030年ごろ、地球の人口は84億人を突破すると言われています。しかし、残念ながら今の私たち人類は、これだけの命を支えられるだけのエネルギーや資源を生み出す知恵を持ち合わせていません。その一方で,日本は少子高齢社会となり、平均年齢は50歳、平均寿命は男性85歳、女性は91歳にもなると予想されています。さまざまな問題を抱えて、今以上に困難な時代になることは想像に難くありません。
 ですが、今私たちが生きているこの世界も今までの時代を生きてきたすべての人々の努力と思いの結晶です。そこで私たちに託された役目は、その結晶の上に、明るい未来を築いていくことです。そうやって受け継いだバトンを、ただ渡すだけでなく、何本にも増やし、次の世代へその全てを渡していきたいと思います。
 私たちは、この積み重ねこそが世界を変える大きな力になると信じ、社会を牽引していきます。これまでとこれからに誇りをもってそのバトンを繋いでいきます。そして、150周年、200周年、いや、もっと先の世代で、後輩たちが誇れるような学校を私たちの手で作り上げます。

 立命館は、長い歴史と人々の努力が作り上げてきた最高の学び舎です。建学の精神である「自由と清新」と、教学理念である「平和と民主主義」を胸に刻み、「立命館憲章」に語られた理念の実現を目指します。
 世界に目を向け、平和の恒久を願いそして世界の問題に対し自分たちで行動が起こせる立命館生になります。
 立命館におけるこの節目の年を、感謝と誇りと未来への意志をもって迎え、心新たに弛まぬ努力を続けることをここに決意します。

2015年6月27日