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SSH 特別講座を実施しました

2015.07.24

Super Science High School (SSH)
SSH特別講座実施報告

SSH特別講座

 

 716()、大阪大学大学院 八木厚志 教授から How do the pandas get their coat patterns?”という題目で講演を行っていただきました。3SSGクラスの生徒と、相互交換研修で来校中の韓国Korea Science Academy of KAIST (KSA)の生徒を対象に実施しました。

  同じ方程式のパラメーターを変えるだけで、パンダや牛やシマウマ等の模様が再現されるという話から始まり、森林の拡大や縮小が方程式で記述されたり、マグローブの再生を方程式でシミュレーションできる等、生物に関わる複雑な現象が数学で記述できるという興味深いお話でした。講演終了後には本校生徒からもKSA生徒からも多くの質問が出され、予定時間をオーバーしての講演となりました。

 


 数学に対するイメージが、教科書や問題集にある問題を解くというものから大きく広がってくれたことと期待します。終了後にとった生徒の感想文からもそのことが読み取れました。

 

とても興味深い講演でした。パンダの模様が数学で表すことができるなんて驚きました。自然が生み出したものが、こんなに規則的だったなんて知りませんでした。

パワーポイントで要所がまとまっていて本当にわかりやすかった。今の自分が複雑なものを数式で表すことに興味を持っているので、とても良い機会になった。自分の課題研究を数式化したいと考えています。そのために必要な能力や自然の見きわめ方など、細かい部分も意識して聞きました。本当に学ぶべきことがたくさんある有意義な時間でした。

内容的には少し難しかったけれど、英語がわかりやすかったので理解できました。公式から哺乳類の毛皮の色のパターンが分かるのは驚きでした。自分で公式をつくれたら、この世のいろいろなものを解析できて楽しいだろうなと思いました。

数学が身の回りにあふれていることを知ることができた。パンダや森林を例にあげてデータを示してくれていた。パターンというものが他のものの接触によって可能性が変わるということも知った。全てのことがらは数学によって示すことができるのではないかと思う。