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SGH 高1 GJクラス ONE DAY FIELDWORK を実施

2015.08.06

Super Global High School (SGH)
1 GJクラスSGHコース研修報告

 

SGH 高1GJクラス ONE DAY FIELDWORK を実施しました。

 

 713日(月)、高校1GJ(Global Junior)クラスにおいてONE DAY FIELDWORK(校外研修)を実施しました。これは本校で今年度より実施される特別プログラムで、GJ2クラス生徒がSSH研修コースとSGH研修コースに分かれて実施する実地研修です。SSH研修コースは、神戸市にある理化学研究所様およびアスビオファーマ株式会社様への訪問、SGH研修コースはJICA関西様への訪問をしました。ここではSGH研修コースについて報告いたします。

 SGH研修コースでは、まず「世界が1000人の村なら」というワークショップに取り組み、オープン・エンド形式でグループごとに考えたことを発表しました。その後、JICAの活動内容とその目的についてお話をしていただいたのち、青年海外協力隊に参加された兼田様よりお話をしていただきました。小学生の時阪神淡路大震災を経験されことがきっかけで、その後防災教育をご専門に学ばれた兼田様は、ベトナムに派遣され現地の小学生に防災教育をご指導されたとのことでした。そこでの困難なエピソードの数々をご紹介いただきましたが、何よりも痛感されたこととして、日本との防災意識の相違ということだったそうです。政府の施策との関係や貧困問題等もあり一概には言えないですが、現地の人々は洪水や台風等の天災に対して、それらとできるかぎり共生していこうという姿勢がうかがえるということでした。生徒たちは、日本では当たり前と考えられがちな防災に対する様々な基本的な振る舞いを、改めて見つめ直すことも必要であることを感じ取ったようでした。

 翌14日(火)には、前日学習したことを発表する報告会を実施しました。1限目では、グループで協力してパワーポイントに落とし込み、発表原稿を作成し、その練習に余念がありませんでした。2限目に、8グループが4つのテーマについて発表しました。テーマは「日本の海外援助とJICAの活動」、「日本での災害体験を途上国の防災活動にどう生かすか」、「途上国の教育支援をどう進めるか」、「異なった文化を理解するために大切なことは何か」。その後、優秀プレゼンを2グループ選出。3限目にGJクラス全体の前で、SSH研修コースから同様に選出された2グループとともに発表しました。どの発表も、学んだことを的確に、またコンパクトにまとめ堂々とプレゼンすることができました。GJクラス生徒たちは今後とりわけ、このように大勢の前でプレゼンする機会が多くなっていきます。自らの主張を他者と協力して表現し、また、聴衆にとってもわかりやすく聞きやすいプレゼンをする能力を涵養すべく、本校では今後とも教育システムの開発研究に努力していきたいと思います。