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SSH オーストラリアASMSにて International Science Fairに参加

2015.09.21

super Science High School (SSH)
海外サイエンスフェア参加報告


SSH オーストラリアASMSにて6名の生徒がInternational Science Fairに参加

 

9月8日(火)~12日(土)まで、本校の連携校であるAustralian Science and Math School(ASMS)にてInternational Science Fairが開催され、本校より6名の生徒と1名の教員が参加しました。このサイエンスフェアは、ほぼ毎年ASMSで開催されているもので、本校は2004年度から数えて11回目の参加になります。今年のテーマはShining a Light on Communication for a Sustainable Futureで、5日間にわたって行われました。

ASMSからは高校1・2年生全員、海外からは10カ国13校49名の参加があり、日本からの参加は立命館高校のみでした。期間中さまざまな活動が行われましたが、なかでも、Problem Based Learning(PBL)は国際的なチームを組んで与えられた問題の解決に取り組むというもので、日ごろから「主体的に考える」ことを教育活動の中心に据えているASMSの授業の延長のような活動です。本校の生徒たちは各グループでFastest Rocket Carを作成したり、建物をコンピュータソフトでデザインしたり、Vertical Green Wallを制作したり、健康食品を実際に調理したりと、科学の知識を実生活で応用する力やチームで協力して一つのものを作り上げる力を養いました。

3日目・4日目には科学研究のポスターセッション、口頭発表が行われ、本校からSSGクラス3年生が「Tsunami Resistant Building Structures」(津波に強い構造)で口頭発表とポスター発表を、「Investigating waterwheel variation on electricity production」(効率の良い水力発電)でポスター発表を行い、他の参加者からさまざまなアドバイスをもらうことができました。最終日にはWildlife Parkでオーストラリア固有の動物であるコアラやカンガルーを観察し、楽しい時間も過ごしました。

参加生徒にとって大変刺激的で成長につながる5日間となりました。

 

参加生徒の感想を紹介します。

   今回初めてこんなにたくさんの英語圏の人が集まったサイエンスフェアに参加しました。初日からあったPBLでは30人ぐらいの参加者の中、英語圏以外の生徒は私一人だけでした。けれども私の好きな内容だったので、積極的に案を出してグループを仕切りまとめる役まですることができて、このPBLの時間は私にとってすべてが新しくて成長が一番できたものだと思っています。お互いに協力し合えた充実したフェアになりました。

   この研修に参加して一番大きかったことは研究発表です。この発表を終え、自分もできたんだ、と自信がつきました。そしてこれからも研究しつづけ、他の海外のサイエンスフェアでも発表がしたいと強く思うようになりました。JSSFという大きな舞台が次に待っています。それまでの数か月、しっかり研究を深めていきたいです。発表することで、聞いてもらうことだけではなく、ほかの人のアイディアをもらったりして、これからの研究が深くなっていきます。人とつながっていくことができるのが研究発表なんだと気づきました。