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SGH 東北復興防災研修を実施

2016.03.24

Super Global High School (SGH)
国内での震災復興に関わる研修報告

SGH東北復興防災研修を実施

 319日(土)~322日(火)の4日間、2年生4名と1年生8名の12人がSGH東北復興防災研修に参加しました。研修に先だって4日間の事前研修・学習会を行っての参加でした。

 このSGH東北研修の目標は、東日本大震災から5年が経とうとしている今、東北の復興はどのような状況になっているのか、復興に当たって問題になっている点は何なのかを考え、私たちが何をしなければならないのか、未来へつなげていくことを目指しました。今回は、南三陸町に3日間滞在し、現地の復興状況の聞き取り見学等を行いました。町を自分たちの足で歩きながら考えると同時に、行政の方、漁業従事者、観光業に携わる人、ボランティア活動を行っている方、現地の高校生などさまざまな人と話す中で、生徒たちは多様な視点を学習し、問題を多角的に考え、さらに京都でどう生かすか考えることができました。


主な活動

19日 午前・午後 移動

   夜 宿舎でホテルの方から1時間ほど、震災当時の様子やその後の復興に関わってのお話を聞き、その後、復興に向けて考えるワークショップを行いました。

20日 午前 漁港で漁師さんより南三陸歌津地区の漁業について話を聞きその後漁船に乗り養殖漁場(ワカメやホタテ)を見学しました。

  午後 震災の語り部さんより1時間ほど震災・津波の経験談をお聞きしたあと、被災した小学校跡地や復興住宅の建設現場、防災庁舎の建物を見学しました。

  夜 ホテルの会議室で南三陸町の職員の方から復興の現状と課題等についてお話を聞き、南三陸の未来について話し合いました。

21日 午前 上山八幡宮の宮司さんの案内で、津波の時300人が避難した裏山を歩きながら当日の様子を伺い、その後復興に向けて考えるワークショップを行いました。

  午後 3人ずつのグループで、それぞれ事前に計画していた、聞き取りや交流を行いました。各班でそれぞれ志津川高校の高校生からは小学校5・6年生当時の話や、今後の復興に向けた思いをきいたり、この町に30数年暮らしておられるフィリピン人の女性からお話を聞いたり、テレビでも放送されていた防災庁舎で夫を亡くされた方からお話を聞いたりして、いろいろな視点から考えを深めました。

  夜 午後の活動を共有した後、これからの自分たちの行動について話し合いました。

 22日 午前中にホテルを出て京都に移動しました。