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SGH 高2GLコース SGH課題研究講演「ECCE HOMO(この人を見よ)2」 加朱将也氏の講演会を実施

2016.06.08

Super Global High School (SGH)
高2GLコースSGHプログラム報告

 

SGH 高2GLコース対象SGH課題研究講演「ECCE HOMO(この人を見よ)2

加朱将也氏の講演会を実施しました

 

5166限にGLコース2年生対象の講演会「ECCE HOMO(この人を見よ)2」を実施しました。JICA青年海外協力隊として派遣されていた加朱将也氏をお招きし、国際協力・国際貢献のあり方について幅広くお話しいただきました。加朱氏はエチオピアで体育教師としてスポーツ教育に従事し、最近まではヨルダンで難民支援をされていました。

お話の中に「相手は『難民』ではなく『人』である」という言葉がありました。他にも、スポーツの普及を通して経験された現地の方との交流や、支援の在り方についてのお話を写真や映像を交えてお聞きすることができました。 生徒たちにとって、新しい視点をもって、考えを深める貴重な経験になりました。



以下生徒からのアンケートです。

「支援の話であった、井戸の話は私たちが同じ目線に立つこと、そして助けられる側の方の話を聞いて、私たち側も助けてもらうこと、助け合うことの大切さを一番に感じました。」

「シリアの今の状況をドローンが撮影したものを見ましたが、映画というかCGのようにしか見えませんでした。建物はまだかろうじて残っているのに人は誰もいないというのはこんなにもさみしいんだなと痛感しました。」

「今日から、助けてあげようという気持ちは捨てます。同じ地球に住む同じ人類なのだから、助け合い、支えあって貧困の撲滅を目指したいです。」

「一方的な『助ける』は意味がなくて、お互いに助け合うことが重要、このことは支援の面だけでなく私たちの日常にも当てはまると思います。」

「共通の目的で多くの人が支援に取り組むようになっていった様子をみて、言語や国を超え仲間になれることに感動しました。」

「自分の勝手なイメージで危ない国だと思い込んでいましたが、人はみんな同じなのです。そこには人が住んでいるし、実際に行ってみると思っているイメージとは違ったといっておられました。テレビなどで報道される表面的なイメージとは違うんだなと思いました。」

「エチオピアをはじめとする貧困国ではスポーツをする機会がなく、知らないということにはとても驚きました。支援するなら算数とか食糧支援とかそういうことが多くて正直スポーツの優先順位は低いかと思っていました。しかし、エチオピアの子供だって楽しいことはしたいはずです。そこをしっかりわかってあげたから言葉が伝わらないままでも、喜ばせることができたんだと思います。」

「裕福で安全なところにいる人がぱっと支援をする、それが偉いんじゃなくて、もっと考えること、知ろうと思わなければきっと一生知らないまま終わることもできるであろう貧困について学び、現状を知ること、簡単に出ない答えについて、自分の考えを深めることが大切だと思いました。これからの意欲につながるよい機会になりました。」