2016.06.21

Super Science High School (SSH)
SSH海外招待イベント成果報告

シンガポール STEP&NUS  Sunburst Brain Camp 2016

リサーチペーパー部門2位、プレゼンテーション部門3位

　6月5日から11日まで1週間にわたり開催された、シンガポールでのSunburst Brain Campにて、日本代表として招待されていた立命館高校の2年生SSGクラスの4人が、与えられたテーマについての研究論文（リサーチペーパー）部門で42チーム中2位、プレゼンテーション部門で17チーム中3位を獲得しました。
　このBrain Campは、シンガポール国立大学（National University of Singapore：NUS）の全面的な協力のもと、最先端の脳科学について、大学教授や研究者の講義やワークショップを通して、見識を深めると共に、高校生たち自身が与えられたテーマについて、調査・研究したことについて発表し、学び合うプログラムです。

今年度は日本を含むアジア14カ国と、シンガポールから28チームが参加しました。本校は日本代表として参加しました。3月末から与えられたテーマについて調査・研究を行い、リサーチペーパーを作成し、プレゼンテーションの準備をしてきました。
　1日目から4日目までは講義やワークショップを受けました。中でも2013年ノーベル生理学・医学賞の受賞者であるThomas Christian Südhof教授による講演はとても刺激的でした。さらに、NUSの研究室を訪問し、実際に研究に用いられている高額な機器を見せてもらいました。ワークショップではアクティブグループで活動しました。グループの半分はシンガポールの生徒ですが、参加した各国の生徒とともに一致団結して作業に臨んでいました。本校の参加生徒もたくさんの友人を作り、滞在中はルームメイトと共に交流を深めていました。
　5日目はリサーチ発表会でした。アジア14カ国とシンガポール選抜3グループの計17グループによる発表でした。各チームはそれぞれのテーマに沿って分かりやすく、かつ専門的な内容も加えた発表を行っていました。本校は「Balance and Movement」というテーマについて、いくつかの実験を行い、結果をまとめ、そこから考察したことを発表しました。

全ての取り組みの最後に表彰式が行われ、上述した賞を本校は獲得することができました。脳科学について学び、海外に友人ができ、英語で研究内容を発表するという、大変貴重な体験にあふれた研修となりました。