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SGH 薮中三十二氏によるGLコース特別講演会を実施

2016.07.05

Super Global High School (SGH)
GL/GJコース(クラス)課題研究特別プログラム報告
SGH 薮中三十二氏によるGLコース特別講演会を実施しました

6月16日(木)5・6限、GLコース3年およびGJクラス1年対象に薮中三十二氏による特別講演会「ECCE HOMO(この人を見よ)3 グローバル人材って、どんな人?~グローバル人材になる秘訣~」を実施しました。机上を離れ、実際に現場で活躍しておられる方、アクチュアルな体験をされた当事者をお呼びして、その方々からお話を聴き対話することを通じて、それまで学んだことやこれまでの社会のコモンセンス(共通認識・理解)を確認することと同時に、今後世界の舞台でグローバルリーダーとして活躍していくため、ブレークスルーする発想力をもつ契機としてほしいとの願いから「ECCE HOMO(エッケホモ この人を見よ)」と題して、様々な分野からの出会いの場を提供している企画の今年度第3弾です。今回は、元外務省外務事務次官で日米貿易摩擦解消のための日米構造協議をご担当、また六か国協議の日本代表を務められるなど、日本外交の最前線でご活躍されてきた薮中三十二氏をお迎えして講演をしていただきました。
話題の最新刊の内容を取り入れながら、グローバル人材について、また昨今の世界情勢を俯瞰的に分析いただき、そのなかで日本は、わたしたちはどうすればいいのか、さらにはコミュニケートするということの本来的な意味とそのスキル獲得のために高校生のうちにできること・すべきこと等大変示唆に富むお話をしていただき、生徒たちは大変刺激を受けていました。講演後の質疑応答の時間では、ひきもきらない多くの質問が出て、それにひとつずつ丁寧にお答えいただきました。

以下は生徒の感想です(一部)
「今日のお話を聴いてますます外務省で外交官として働きたいという気持ちが高まりました。」「『Outstanding performanceを直訳すると“目立った”というようになるが、これは“飛び抜けた”と言い換えることができる。つまり、飛び抜けることが大事だ』という言葉が私はとても感動しました」「私は英語を話すときにきれいな文法を話さなくてはならない思ったり、伝わらなかったらどうしようと思って消極的になったりしてしまうことがあるけれど、恥じらいを捨てて、自分の英語で伝えることが大切だと思いました。また簡単に伝えることも大切なんだと思いました。世界を相手に話していても、個人を相手に話していても相手が納得するように伝えないといけないし、ネガティブな答え方をするのはダメだと感じました」「これからは授業で学んだことを100%とせず、授業の内容をすべて理解したところをスタートラインとし、プラスアルファの勉強をしていきたいと思った」「今日のお話を聴いて、ただ外国に行くだけじゃダメなんだなと思いました。本当に有意義な経験をするためには、自分の意見をしっかり持つことが大事だとわかりました」
「グローバル人材に求められるものとして、英語力・情報力・個の力・ロジック力・人間力の5つを挙げられましたが、私も最近これらの重要性に気づき、少しでも磨きをかけようと常々心掛けています。また、薮中さんは『与えられた場所で、自分ならどうするか』をつねに考えておられたということを知り、とても大切なことだと思いました」
「今回の講演は僕が今まで経験した中で一番、自分のためになったと思いました。個人的に、今自分の頭の中でごちゃごちゃになっている情報が整理されたという感じがあります。」
「私も今回の講演会で藪中さんのように世界で、また日本の中心で働き活躍していけるような人になりたいと思ったし、とてもインスピレーションを受けました」