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SSH 科学技術人材育成重点枠事業 北京航空航天大学実験学校での研修を実施

2016.08.22

Super Science High School (SSH)
SSH海外校と国内校の共同課題研究報告


SSH科学技術人材育成重点枠 北京研修

7月24日〜8月1日、SSH科学技術人材育成重点枠事業での北京研修が実施されました。科学技術人材育成重点枠事業とは、SSHの基礎枠とは別に研究開発課題を掲げ、連携校とともに実施する事業です。本校の重点枠では、JSSFの開催と海外校との共同課題研究を中心的な課題としています。その一環で、北京航空航天大学実験学校で行われたThe 2nd Beihang Experimental School INTERNATIONAL SCIENCE FAIR 2016への参加と、同校と国内連携校との間で共同課題研究を企画しました。
この事業における連携校は、福島県立福島高等学校、早稲田大学本庄高等学院、筑波大学附属駒場高等学校、東海大学付属髙輪台高等学校、東京工業大学附属科学技術高等学校、静岡北高等学校、大阪府立千里高等学校です。一年間を通して各校からこの企画に参加する生徒2名を選んでいただき、8校が一緒にサイエンスフェアへ参加しました。また、2つテーマ「アボガドロ定数を求める」と「緯度による重力加速度の差の測定」のグループに別れて共同課題研究の議論を行いました。

サイエンスフェアには7カ国から18校が参加し、課題研究の発表(口頭、ポスター)、特別講義、小グループに分かれての探究活動や、北京航空航天大学の研究室見学や施設見学などが行われました。本校からは「カーブにおけるドミノの間隔とカーブの急さが速さに及ぼす影響 The effect of the sharpness of the curve and the interval length between dominos on the speed of dominos」の口頭発表とポスター発表を行いました。

参加生徒は科学について海外の生徒とも意見を交わし、活発に交流を行うことができました。また、共同課題研究の取り組みでは熱い議論を繰り広げ、今後の研究の展望を築くことができました。生徒達はこの経験を通して大きな刺激を受け、将来の国際舞台で活躍する夢を膨らませて帰国しました。今回得られた北京の生徒との友情を大切にしてほしいと願っています。