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立命館白川文字学研究WG 第一回漢字研究会を実施

2016.11.28

立命館白川文字学研究WG取組報告

第一回漢字研究会が行われました。


11月19日(土)、本校にて「第一回漢字教育公開研究会」が開催されました。立命館大学名誉教授白川静先生没後十年企画として、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所と立命館の附属校教員による「白川式漢字学習法開発ワーキンググループ」が主催したものです。今回、本校ではじめての小・中・高同時公開の漢字教育の研究会となりました。
 
 当日は立命館小学校6年生、中学1,2年生、高校1,3年生の中から10クラスが漢字学習の授業を受けました。白川文字学の実践が進んでいる福井県からは、東郷小の箕輪先生と教育庁の竹内先生をお招きし、蓑輪先生には「古代文字動物園をつくろう!」、竹内先生には「子は宝」というタイトルで古代文字を活用した授業をしていただきました。附属校の先生方も「ICT」を用いた授業やトレース体験を組み入れた授業、風呂敷から漢字を考える授業等個性豊かな授業を公開していただきました。これまでとは違う漢字の授業を受ける児童・生徒たちの驚きに満ちた笑顔が印象的でした。
 午後からの意見交流会では「漢字の成り立ちを知ることで、機械的に漢字を覚えるよりずっと心に残る知識になるのではないか」といった意見があり、白川文字学をもとにした漢字教育の新たな可能性を感じさせる意見交流会となりました。最後に全体会では、白川静先生のご長女津崎史さんに『素顔の白川静』というタイトルで、貴重なお話をしていただき、大変充実した会となりました。