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中学校2年生4名が、シンガポールでのSunburst Environment Programに参加しBest Presentation Prize・Speacial PrizeをW受賞!

2016.12.20

シンガポールで開催されたSunburst Environment Programで、Best Presentation PrizeSpeacial PrizeW受賞!

 

1120()26()の日程で、中学2年生の4名がシンガポールで行われた「Sunburst Environment Program 2016」に招待いただき参加しました。アジア各国代表の中学生が集まり、環境問題についての学びを深めるために様々な活動を行いました。

 

1週間のプログラムで、シンガポールの博物館や植物園、ジャングルや海など様々な場所を参加した多国籍の生徒が総シャッフルされたグループに分かれて訪れました。解説などはすべて英語で行われ、新しくできた海外の友達とも交流を深めながら、楽しく学習することができました。参加前は「友達ができるかな・・・。」と不安がっていた生徒達でしたが最終日にはお別れの手紙を書き合ったり、連絡先を交換し合ったり、感謝の気持ちを伝え合いながら抱き合い、別れを惜しむ姿が見られました。

 

最終日には、今年度のテーマである「Pollution(汚染)」に関するプレゼンテーションする場が設けられ、各校が事前に準備してきた発表を行いました。いわばこの研修のメインとなる非常に大切なイベントでした。この発表のために、夏ごろから昼休みや放課後の時間を使って一生懸命生徒たちは準備を重ねてきました。今回選んだトピックは「Microplastic(マイクロプラスチック)」という、5mm以下になったプラスチックの処理についてでした。このようなプラスチックは、私たちが日常的に使用している洗顔料やリップクリームなどに含まれていたり、ポイ捨てなどのプラスチックごみがマイクロプラスチックとなり海洋に流れ出ている実態と、それにより動物や人間にどんな害があるか、などについてパワーポイントを用いて発表しました。今まで使ったことのない難しい単語を覚えたり、伝わりやすい話し方と発音などを工夫したりするために発表直前まで猛特訓を繰り返しました。

 

本番では、今までに見たことのないくらい堂々とした発表ができ、他国の生徒や先生からも歓声が沸き上がるほどでした。ポスターセッション形式での発表をする機会もあったのですが、それも回数を重ねるごとに上手になっていく様子が見られ、また生徒達の顔にも自信が満ちあふれていました。そして見事、リサーチペーパー部門で全13グループ中第1位を受賞しました。加えて、海外から参加した全10グループの中で、言語の壁を乗り越え努力し、最も素晴らしいポスターセッションとプレゼンテーションをしたグループに贈られる特別賞も受賞することができました。快挙となるダブル受賞を成し遂げた生徒達は大きな達成感を得ることが出来ました。

 

「環境問題はボーダーレス」。研修の中でのレクチャーで学んだ言葉です。環境問題に国境などはなく、全世界の全ての生き物・人間が住みやすい地球を作っていくために各国が手を取り、協力し合い、問題解決に取り組む必要があります。今回の研修に参加した4名にも、実際に見聞きし学んだ環境問題に関する知識や、このままではいけないという危機感を、今後日本でも同世代の仲間と共有し、環境問題解決のために貢献できる人間として成長し続けて欲しいと願います。

 

以下、生徒の感想文より一部抜粋したものです。

 

『今回の経験は僕たちに環境問題の重大さを考えさせ、この地球上に住んでいる人々がもっと協力してこれらの問題解決に取り組んだ方が良いということを教えてくれたと思います。今回の研修中に聞いたレクチャーの中で感動した言葉があります。それは、“There is no planet B.”です。文字通り、「2番目の星(地球)はない。」という意味があります。今僕たちが住んでいる地球は唯一人間が住める星であり、代わりの星などありません。なのでこの星を大切にし、長く住めるように、今ある環境問題をいち早く解決しなければならないということを学びました。』

 

『この1週間で特に大切だと思ったことがあります。それは“自分ができることに全力をつくすこと”です。私の英語力がどれだけ他国の学生と比べて劣っているのか、今回の研修で痛感させられました。ですが、私ダメだな、と落ち込むのはとりあえず置いておき、今自分ができることを、頭を最大限に使って行動に移すということをしました。自分の英語力が及ばず意味がわからないこともたくさんありましたが、そんな時友達に聞けば、私が理解するまで投げ出さずに真剣に教えてくれました。そんな人たちと出会えたことが、今回私が得ることが出来た一番の宝物です。』