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SGH 高2GLコース生対象SGH講演「ECCE HOMO(この人を見よ)➆」平岡慎也氏の講演会を実施

2017.02.12

Super Global High School (SGH)
2GLコースSGHプログラム報告

 

SGH 高2GLコース生対象SGH講演「ECCE HOMO(この人を見よ)➆

平岡慎也氏の講演会を実施しました

 

130日(月)、「若旅★授業」プロジェクトの国土交通省近畿運輸局選定講師である平岡慎也氏による講演会をGLコース2年生の生徒を対象に実施しました。立命館大学に在籍中でもある氏ですが、大学時代に海外の教育を学ぶためにフィンランドへ渡り、その後世界一周を実現された方で、本校の卒業生でもあります。現在は海外の学校で教育実習を行うプログラムを立ち上げ、大学に在学しながら活動されています。

この度、これまで海外と積極的な交流を実施しているGLコース生に、課題研究に関わる話題はもとより、キャリア教育等にも資するご講演をしていただくことができました。

平岡さんは「5年後までの目標を何でもいいから立ててみて」と声をかけ、社会に出るまでの限られた時間に、自分を見つめ直しながら、夢や目標を行動に結び付ける方法について、熱く語っていただきました。高校2年生にとって、将来について、先輩の貴重な経験を聞くことのできるよい機会となりました。


以下、生徒の感想文です。

「すんなりと大学に入学、そして卒業を迎えるとするならば、私たちは22歳でその時を迎えることとなる。つまり今17歳の私からすれば、5年後。そんなことは重々分かっている事実だ。しかし、じゃあ「五年後までに何したい?」と、そう問われて私は内心ドキッとした。今こうやって学校の定期テストを乗り越えつつ、志望大学に入るための受験勉強にいそしんでいるわけだが、私はその先で、何をしている「自分」を望んでいるのだろうか。その場しのぎの答えは容易にひねり出せたが、それが本当に本当に、私の一番やりたいことなのかと問われるとそれはNOだ。自分のやっていることを誇れるということは強いと思う。平岡さんはいかにもそうであった。自分の興味のあること、マックスの好奇心が「自分だけのインプット」により『自分だけのアウトプット』として仕事という形を成す。今の生きがいを感じるのが困難な社会の中で、彼のやっていることは本当に幸せなんだろうなとうらやましく思った。立派な人の話を聞くのは苦しくなってつらい。いつだって劣等感ばかり感じるからだ。しかし彼は私たちに明確な突破口を残してくれた。『夢をかなえるゾウ』の一節にある「本気で変わろ思たら意識をかえようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』をかえなあかん。」というものを実行しろという。5年以内にやりたいことのために今日具体的に何を変えるか。今まで「意識改革」を結論に逃げていた私にとって重い言葉だった。」

「講演を聞かせていただいてまず思ったのが本を読もうということでした。平岡さんには及びませんが、本は自分の部屋に収まりきらないほど持っています。本からフィンランドに興味を持たれ、そこから現地まで行かれたことに感動しました。好奇心を行動に変える、勇気というより、他のことを犠牲にして結果が想像できないことをする、強さを私も持ちたいと思いました。一番格好いいなと思ったのが、それが今の仕事につながっているということです。「この人と仕事をやりたいと思った」とおっしゃっていたように、選ばれる側ではなく、自分で自分の仕事を見つけ、それをどの企業で進行していくか選べる。今まで将来、仕事・進路を選択する幅を広げたい、企業に選ばれる人材になりたいと思っていた私にとって、とても衝撃で心動かされました。今回の講演で学んだことは多くあり、とても勇気をもらえました。今自分のやりたいことをやっていこうと思います。ありがとうございました。」

「平岡さんが来られて、お話を聞き終わった後に「行動力がすごすぎる」と率直に思いました。教育を知りたいという一つの大きな意思をここまで貫きとおすことができるのは普通の人にできることではありません。でも、何をするにも意思を強く持つことは生きていく上で後悔しないために重要なことの一つだなあと思いました。」

 「この5年という少ない時間の中で社会にでるまでに自分自身をどう磨くのか、自分がどのようなことをしたいのか、もう一度考え直そうと思いました。大学は、ただ仕事に就くために必要な能力を得るために行くところだと思っていたけれど、この5年でどれだけ自分の可能性を大きくできるのか考えるよいきっかけになりました。」