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SSH International Students Science Fair(ISSF)へ参加

2017.06.23

Super Science High School(SSH)
SSH海外派遣報告

International Students Science Fair(ISSF)へ参加 

6月19日(月)〜23日(金)、韓国釜山の科学英才高校であるKorea Science Academy of KAIST(KSA)にてInternational Students Science Fair(ISSF)が開催され、本校から4名の生徒が参加しました。ISSFは本校のSSH海外派遣の中で、最も大きく、華やかで、充実した科学交流の機会です。本校から参加した生徒達も多くの経験と友情を育み、有意義な成果が得られました。 

研究発表では、高校3年SSGクラスの東谷智博君が、”Crystal Growth by using Gel Method”というテーマで発表を行い、Excellent Poster Presentation賞を受賞しました。研究発表以外には、各国の生徒達がグループを組んでの科学アクティビティー、KAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)訪問、 釜山に最近できたばかりの科学館での研修等が組まれました。参加生徒達の感想からも、次のように大きな刺激を受け、成長したことが窺えます。 

・「もっともっと頑張りたい。もっと勉強して、研究がしたい。」この言葉を何度口にしたかわかりません。期間は1週間、とても短く感じましたが、得られたものは日本で1年間過ごして得られるよりもはるかに多く、最高の1週間でした。 
・ポスター発表で、自分が気になるポスターのところへどんどん行って、たくさん質問をして理解を深めることが出来ました。昨年のJSSFでは理解できずに悔しい思いもしたので、今回は今までに頑張ってきたことを発揮できたと思いました。
・自分の中で、いままであやふやでわかっていなかった“グローバルリーダー像”というものが見えるようになった。
・リーダーシップに関して、いかにプロジェクトの行き先が見えているかと、自らに自信があるかどうかが大きなパラメーターになってくると思った。
・世界の生徒の研究レベルの高さ、プレゼンのユニークさを知り、研究することのおもしろさ、「こんな分野があるんだ!」といった新しい気づきから、科学の楽しさを知って、大好きになりました。
 
ISSFは2004年に、立命館高校、Australian Science and Mathematics School(オーストラリア)、Mahidol Wittayanusorn School(タイ)の3校で相談し、各国で順次開催されるScience Fairを行うことを計画しました。2005年から毎年開催されており、立命館高校では2008年の第4回大会を開催しました。今回の開催は第13回大会で、韓国での開催となりました。ISSFに参加する学校は、世界トップの科学校の集まりで、現在は、International Science Schools Network(ISSN)という組織で運営が行われています。次年度はIllinois Mathematics and Science Academy(USA)での開催が決まっています。