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SGH 第3回NFLJ英語ディベート全国大会出場 3年生チームが全国ベスト16に入賞!

2017.08.07

Super Global High School (SGH)
英語科ディベートの取り組み

 

SGH  高校2年・3GLコース
3NFLJ英語ディベート全国大会出場 
3年生チームが全国ベスト16に入賞しました


 86日、山梨学院大学にて第3NFLJ英語ディベート大会が開催され、本校GLコースの3年生星山紗羅さん、宮脇悠輔くんと2年生奥彩華さん、古林幸奈さんの2ペアが出場しました。今大会は日本、海外(中国、台湾、カナダ)のチーム合わせて57チーム、112名が参加し、星山さん・宮脇くんペアは、日本チームの全国ベスト16に入賞しました。

NFLJは米国最大のスピーチ・ディベート競技会NFLの日本版の大会で、日本全国よりグローバル分野においてトップレベルの高校や、海外のディベーターも参戦したハイレベルなディベート大会です。今回のトピックは“On balance, governments should guarantee a universal basic income for all taxpaying members of society.”で、ベーシックインカムに関する是非をディベートするというものでした。大会出場が決まってから、まずはベーシックインカムに関する基礎知識を身につけ、大量のリサーチ、そして実際に実践練習を行って準備しました。昨年度本大会に参加したOBOGによるアドバイスも受けてさらに練習をし、大会に臨みました。

本校生徒にとって、全身全霊を込めて臨んだ大会の後には得られるものが大きくありました。ディベートを通して英語での表現力を向上させることができただけでなく、「ベーシックインカム」というトピックを扱うことにより、単なるディベートトピックとしてだけではなく、現代の世界の動きや近い将来における日本や世界についても考えるきっかけになりました。また、国境や地域を越えたステージで自分をきちんと表現し、コミュニケーションを図ることの大切さをも実感することができました。彼らの挑戦と可能性は、未来のグローバルリーダーを想像させる頼もしいものであり、今後の活躍に期待しています。

 

以下は、参加生徒の感想です。

「私は今回初めてディベートの大会に出場しました。わからないことばかりでしたが、パートナーのサポートもあり、充実した時間を過ごすことができました。大会に向けての準備は5月には始めていて、じっくり時間を使いました。その努力が実り、ベスト16という結果を残すことができました。欲を言えばベスト8も狙っていたのですが、ディベートに費やした長い時間からはたくさんの知識を得ることができたし、それ以外も様々な事を学んだと思います。今回の経験はこれからに向けても大切な物になりました。またこのような機会があればぜひ参加したいと思います。」

 「今年の夏は私にとって最後の大会でしたが、今まで1番真剣に取り組み、結果を残せた大会になりました。今年はBIがテーマでしたが、実際に論を立てるのには導入された例が少なすぎること、でも反対論を展開するのは難しいので現行の社会保障制度を維持させるという点で非常に困りました。なので、事前学習も今まではインターネットの情報のみでしたが今回は日本語や英語の文献や本を読んだり、1年生の現社の教科書を読み直したり、社会科の先生に個人的にお願いして事前学習会を開いていただいたりしました。その甲斐あって知識が深まり、内容の濃い論を立てることができました。今回このような順位を残せたことは私1人の成果だとは思いません。夏休みの研修も遊びのいくことも我慢して一緒に取り組み考え議論してくれた宮脇くんがいたからこそ勝ち取れたものだと思います。また何かすることがあったら宮脇くんと取り組みたいです。本当に感謝しています。NFLJに参加してディベートを始めるようになって本当によかったと思います。大学でもこういったことを続けていきたいです。」

 「今回参加させていただいたディベート大会はとても刺激的なものでした。私にとってこの大会は未知のものでありましたが、このような大変貴重な体験をさせていただき本当に感謝しきれません。パートナーとタッグを組んで何か月もの前から準備していましたが、まだまだ未熟な箇所が今回のこの大会で発見できました。ディベート大会はいかに事前の準備が大切であるのか、論を明確かつ適切に伝える事が出来るのかが重要だと改めて感じました。もちろん英語のスキルがあるに越したことはないですが、英語のスキルだけが勝利の鍵ではありませんでした。近い将来様々な問題が世界規模で起こっていくと予想されている今日、ディベートのような多様なスキルが必要とされていきます。そういった意味においても改めて今回経験させていただいた事を今後にも繋げていきたいです。そしてまた来年NFLJに参加させて頂く機会があった際には、是非とも今回見つけた自分たちの弱点を見直してパートナーと一緒に挑みたいと思います。」

 「今回のNFLJdebate 大会で上には上がいて、レベルの違いというものをとても感じました。同じ高校生のはずなのに、こんなにも英語力に差があって、あの人達はどうやってあんな英語力を手にしたのかとても不思議に思いました。私はDebateに参加するのが今回の大会が初めてで、NFLJに参加する自分はなかなかのチャレンジャーだと思いました。最初はこんなに真剣に取り組まないといけないものだとは思っていなかったけど、先輩達方が真剣に取り組んでいるのを見て、私もやらないとダメだなって何回も思わされました。先輩方が真剣に取り組んだから自分も比較的頑張って取り組むことができたと思います。私達の最初の対戦相手が今回の大会の優勝ペアで、反論できなくて恥ずかしい、悔しいよりも先にただ単純に凄いなと感じました。一番最初の相手がその人達でとても学ぶことが多かったです。どういう反論をしたらいいのかとか、質問の仕方、相手を誘導して自分に優位になるようにどうやって持って行くのかを参考にすることができ、2回戦からのDebateはその人達を参考にしたおかげで、自分が思っていたよりは善戦できたと思いました。でも、善戦したと言っても今回の参加者の人達と全然出来が違うし、内容も薄くて、自分たちはもっと今回の大会に向けて準備をするべきだったと強く思います。最後の決勝戦はとてもハイレベルで正直何を言ってるのかあまり分からなかったけど、両者とも一歩も引かず自分の意見を言い合っている姿は、ただただ凄かったと言うことしかできません。今回の大会は自分の英語力の低さに落胆し、Debateが楽しい事に気付いた大会でした。今度NFLJの大会に参加するときまでには、自分の英語力をUPさせてTop8までには入れるようになっていたいと思います。」