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SGH 第11回全日本高校模擬国連大会に出場しました

2017.11.16

Super Global High School (SGH)
SGH取り組み報告

SGH 第11回全日本高校模擬国連大会に出場しました

11月11日~12日の2日間、国際連合大学にて第11回全日本高校模擬国連大会が開催され、本校2年生GLコースの河本倫妥さんと平田笙太君、1年生GJクラスの市橋さらさんと辻田楓さんが出場しました。

今大会の議題は「ジェンダー平等」(Gender Equality)で、本校生徒の4人は、中国大使・ナイジェリア大使として議論に参加しました。全国レベルの模擬国連大会というものを初めて経験し、戸惑いや焦りを感じながら、それでも徐々に自分らしさ、自国の国益を実現するためにはどうすればいいのかを考え、少しずつ行動に移していくことができました。他校生徒のリサーチにかけてきた労力や知識量、アグレッシブな交渉力など、様々な刺激を得ることもできました。これらすべては貴重な経験であり、大いなる学びの機会となりました。今回を契機に、今後も模擬国連などの活動において全国レベルの大会に挑戦し、グローバルイシューへの関心をもち、将来グローバルな舞台で活躍できる人物に育ってほしいと思っています。
 以下は、生徒の感想です。
「私の全日本高校模擬国連大会は、会議進行から内容に至るまで戸惑いと不安が付いて回っていた。…全体を通して痛感したことは、努力は報われないかもしれないが努力しないと報われないということだ。ペアの人に早朝まで付き合ってもらって考えた主文は全て通すことができ、今回の大会に向けて書いた文章、読んだ本、聞いたスピーチなどは自分の能力向上にも繋がった。今回の模擬国連で得られたものは本当に大きかったと思う」
「自分の力の無さを痛感しました。もちろん経験の差も大きかったと思いますが、それ以上に、常に状況を整理しながら多角的に考える力が他の大使に比べて圧倒的に足りていないと感じていました。模擬国連というのはかなり限られた時間のなか、沢山の国の意見をまとめ、みんなが納得できるものを作らなければなりません。しかし、立場や考えの異なる国々が集まると色々な意見が飛び交い、なかなかまとまりません。そんななか、落ち着いてグループや提出物の期限、ひいては議場全体の状況を把握し、整理して、どうすれば効果的に意見をまとめることができるのかということについてまで考えることができるということが、自分には足りていない力だと思いました。また、当然のことなのですが、交渉とは人と人とのコミニュケーションによって成り立つので、相手とどういう関係を作っているかによって交渉の内容や結果が変わることもあると思います。また、知識や良い考えがいくら頭の中にあっても、うまく伝えることができなければ意味がありません。そういう意味で、コミニュケーション力の大切さというのを再認識することができました」
「この二日間を通して私が一番反省していることは、リサーチ不足です。他国のことはもちろん、自国についてもリサーチ不足で、何を聞かれてもはっきりと答えられない状況が何度かありました。私たちが大使としてはっきりとした意見をまとめられておらず、その場で決断しなくてはならなかったり、話し合いで意見を求められた際などに苦労しました。一方で、自国のみならず、他国のことまで綿密に調べ、開始直後からグループの真ん中に立ち、話し合いを進めていくような大使もいて、彼(女)らに大きな刺激を受けました。…どれも刺激的で、どれも良い経験となりました。悔しい思いをしたことも、次に大きく繋げることができるはずです。そしてなにより、私は模擬国連にハマってしまいました。言葉には表しきれない、本当に貴重な体験ができたと思っていますし、これからもっと色んな模擬国連に参加してみたいです。」
「模擬国連が始まってすぐは、周りとのレベルの差が大きすぎて、自分の意見を言うことさえ怖かったけれど、会議が進んでいくうちに、だんだん模擬国連自体が楽しくなって来て、自分たちの国を2つに分けたりして、さまざまな状況にいる大使とお互いの国について話し合うことができました。…最後の講評で、リサーチに集中しすぎてバックグラウンドガイドにそれた内容を考えてしまっていたり、アイコンタクトができていないなど指摘されたことを、反省点として、次回の模擬国連に繋げていきたいと思います。そして、来年もし全国大会に出られる機会があれば是非チャレンジして、ニューヨークでの模擬国連大会に出場したいと思います」