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SGH  Rits Super Global Forum (RSGF) 2017 実施報告(その2)

2017.11.21

Super Global High School (SGH)
GL/GJコース(クラス)SGH取組報告

SGH  Rits Super Global Forum (RSGF) 2017 実施報告 ②

11月14日(火)~18日(土)にかけて本校で開催されているRits Super Global Forum(RSGF)2017。生徒たちの5日間の挑戦です…。
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2日目( DAY 2 ) は、One Day Field Trip-Study Tour to a global company in Osakaと銘打ち一日校外学習。朝から大阪城へ行き、教育の塔の前に立つ。教育の塔とは、1934年に関西地方を襲った室戸台風によって教職員25名をはじめ600名を越える子どもたち亡くなったのをはじめとする甚大な被害をもたらした災害で、このような惨事が繰り返されることのないようにとの願いから建立されたもの。阪神淡路大震災から20年以上、東日本大震災から6年以上が経ち、ともすれば人々の記憶が薄れていく昨今、本校SGHでは、今回を含め"Disaster Prevention and Mitigation”を考える様々な取り組みを実施している。
公園内を散策後、今回初めての試みとして企業への訪問として、(株)内田洋行様にお世話になった。この日までに、生徒実行委員会メンバーが事前に訪問し、RSGFの主旨と教育による貧困問題の解決という社会貢献のありかたについてヒントとなるものを得ようとしてきた。この日はまず、一室をお借りして田瀬和夫様(SDGパートナーズ代表取締役CEO、教育のためのグローバル・パートナーシップ(GPE)日本コーディネータ、国連フォーラム共同代表)にお越しいただき、RSGF基調講演を実施していただいた。How can education address challenges for children? と題してお話いただいたその内容は、SDGsの知識としての理解をベースに、それを踏まえいかに具体的に問題にアプローチしていくのかという方法論も含めた非常にクリアでインフォーマティブなそれであった。講演後の質疑応答でも海外生や本校生から質問が多く出され、田瀬様の物事の核心をついたその回答もさることながら、マイルドで一つひとつに丁寧にお答えいただくその振る舞いにも、参加生徒たちは大きな刺激を受けたようであった。
その後、内田洋行様からの、ICTデバイスを使った教育による世界課題へのアプローチについて、講演とフロア施設の見学・説明の2本立てのプログラムを実施していただいた。その内容からは、企業というプレイヤーがグローバル社会にどう向き合うかということの気概と実践の数々を実感的に理解することができたようであった。時間の都合上、その後予定されていたワークショップができなかったのは非常に残念であったが、今回の訪問で課題検討における新たな視点を得ることができたことは貴重な学びであった。
終了後は、ディスカッショングループ毎に道頓堀の街を夕食をともにしながら楽しみ、1日が終わった。そう、それは大いなるインプットの1日であった。さあ、明日からいよいよディスカッションが本格的に始まる…。



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