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2017年度 中3 Australia Adelaide(AA)研修報告

2017.12.07

※こちらのページでは、「中3 Australia Adelaide研修」終了日まで、現地から届いた報告と写真を、随時更新してまいります。なお、研修報告は月曜日~金曜日、現地より1日遅れでの更新となります。ご了承ください。

AA研修報告 11日目 2017.12.6


 AA研修の第2団も帰国の日となりました。第2団の生徒たちも早朝にホストファミリーに送ってもらって各学校に集合し,クラスごとに貸し切りバスでAdelaide空港へ集まりました。Adelaide空港には早朝にも関わらず,南オーストラリア州教育省の方やお世話になったコーディネーターの先生も見送りにお越し頂いていました。特にコーディネーターの先生のところには,お世話になったグループの生徒が集まって,最後のお別れに涙する場面もありました。このあとChristmasのデコレーションで彩られたAdelaide空港をあとにシンガポール・チャンギ空港を経由して,12/7(木)の朝に関西国際空港に到着する予定です。
 昨日、最後に訪れた第2団のある学校のフェアウェルセレモニーでは,校長先生の挨拶のあと,立命館の生徒一人一人に記念証と帽子がプレゼントされ,また生徒たちからはお世話になった全ホストファミリーに対して一人ずつお礼の挨拶を行いました。また「恋ダンス」や日本の歌をテンポ良く披露し,大きな拍手を受けていました。またセレモニーの中で,用意してきた墨汁と半紙で「書道」を披露し,「感謝」などの字を書きあげ、お世話にホストファミリーの代表の方にプレゼントして締めくくりとなりました。
 それぞれの生徒たちがAdelaideで出会った人々,経験した数々のことがら,受けたさまざまな親切,困った場面とそのときの対応・・・,それら一つ一つの経験が,AA研究に参加した生徒たちの成長の糧となってくれることでしょう。
 約2週間にわたってお送りしてきたAdelaideからの報告レポートも今回で最終となります。現地で作成した拙い報告文を最後までお読み頂き,ありがとうございます。現地での研修の雰囲気が少しでもお伝えできていれば,たいへん嬉しく思います。
 生徒たちは帰国後,週明けの月曜日から登校再開となります。このAA研修での経験を活かして中学校生活のまとめとなる日々を過ごし,平和を愛し,社会に貢献できる人になれるよう,高校ではさらなる飛躍を遂げてくれることを期待し,このAA研修の報告レポートを締めくくりたいと思います。


①2017/12/06
2組 Silver Groupフェアウェルパーティにて


②2017/12/06
2組 Adelaide空港にて集合写真


③2017/12/06
4組 Adelaide空港にて集合写真


④2017/12/06
6組 Adelaide空港にて集合写真


⑤2017/12/06
8組 Adelaide空港にて集合写真


⑥2017/12/06
お世話になったすべての方々へ


AA研修報告 10日目 2017.12.5


 AA研修の第1団は帰国の日となりました。生徒たちは早朝にホストファミリーに送ってもらって各学校に集合し,クラスごとに貸し切りバスでAdelaide空港へ集まりました。Adelaide空港は出発便の多い時間帯でかなり混雑していましたが,集合時間に余裕を持って計画したことが奏功し,無事に搭乗手続きを済ませることができました。オーストラリアでは初夏の陽気の中,ChristmasのデコレーションがCityを彩っており,Adelaide空港でも巨大なクリスマスツリーが飾られていました。スーツケースを預けた生徒たちは,このクリスマスツリーの前でクラス集合写真を撮影するのがAA研修での慣例になっていて,今年もツリーの前での記念撮影を済ませてから生徒たちはクラスごとに手荷物検査,そして搭乗ゲートへと向かいました。第1団はこのあとシンガポール・チャンギ空港で飛行機を乗り継ぎ,12/6(水)の朝に関西国際空港に到着する予定です。
 第2団の生徒は帰国を翌日に控え,多くの学校でフェアウェルパーティが行われました。
 今日訪れた学校では学校のホールを会場に,ホストファミリーやホストブラザーも招待して行われました。最初に相手校のコーディネーターの先生から立命館の生徒一人一人に参加記念証が渡された後,本校生徒からのお礼の挨拶がありました。また立命館の生徒からの出し物として,ダンスやビンゴゲームなどを行った後,お世話になったコーディネーターの先生に立命館の生徒たちが英語で書いたお礼の寄せ書き(色紙)をお渡ししました。フェアウェルパーティが終わった後も,バディの生徒とお互いに別れを惜しんで涙する生徒もおり,わずか2週間で友情の輪が広がっていることを感じさせられました。10代という若い年代に海外で過ごす2週間で,家族と離れて暮らす寂しさを克服しながら,AA研修の3つの目標(オーストラリアの文化を学ぶ/英語でのコミュニケーション力を高める/自立する)をそれぞれ達成できた生徒が多かったのではないかと思います。また,この研修によって,日々支えて頂いている日本の家族のありがたさを再認識した生徒もいたことでしょう。
 明日で第2団の生徒もAdelaideとお別れです。最後まで気を引き締めて,研修を締めくくりたいと思います。


①2017/12/05
6組 Grape Groupフェアウェルパーティにて


②2017/12/05
1組 Adelaide空港にて集合写真


③2017/12/05
3組 Adelaide空港にて集合写真


④2017/12/05
5組 Adelaide空港にて集合写真


⑤2017/12/05
7組 Adelaide空港にて集合写真


AA研修報告 9日目 2017.12.4


 今週も涼しいAdelaideです。ちょうど制服の上着のブレザーを着てちょうどいいくらいの爽やかな気候で,先週の猛暑が嘘のようです。このAA研修もいろいろ最終盤となりました。第1団の生徒は本日が最終登校日となり,午後はフェアウェルパーティが行われた学校が多かったようです。
 フェアウェルパーティは学校によってプログラムが異なりますが,今日訪れた学校では学校のホールを会場に,ホストファミリーやホストブラザーも招待して行われ,最初に相手校の国際担当の教頭先生から立命館の生徒一人一人に参加記念証が渡された後,生徒からの感謝の挨拶がありました。また立命館の生徒からの出し物として,歌やプレゼンテーション式の日本クイズで盛り上がりました。その後,出して頂いた本格的なピザを頂いた後,相手校の先生が作って下さったムービーの上映がありました。本校生徒の到着からバディ生徒との最初の出会い,ホストファミリーとの対面や学校での授業,クリーランドでの動物とのふれあいやCityでの散策など,研修中の生徒たちの表情をいろいろな場面で撮影して頂き,それを編集していただいた感動的なムービーに,見ている生徒たちも思わず涙する場面がありました。最後に「SAYONARA」と書かれた大きな白いケーキが全員に披露され,それを両校の生徒と先生,ホストファミリーのみんなで切り分けて頂きました。
 第2団の生徒は今日と明日でAdelaideの研修が終わりです。ある学校では立命館の生徒たちが選択のダンスの授業に特別に参加させて頂き,立命館とAdelaideの生徒が3つのグループに分かれて取り組んでいるところでした。さすがにダンスを選択している生徒だけあって,Adelaideの生徒の中にはキレキレの動きをみせる生徒もいましたが,立命館の生徒の中にも素晴らしい動きをする生徒もたくさんいて,相手校のダンス専門の先生からもVery Goodと褒められていました。また,別の学校では珍しいテコンドーの授業がありました。テコンドーといっても実際に学んだのは,テコンドー式の護身術で,不意に腕や肩を握られたときの対処法を,ちょうど合気道のような感じで体験的に学ぶことができました。ほんのわずかな力で相手を撃退できる不思議な術に,男子生徒からも女子生徒からも驚きの声が上がっていました。その学校では,入学してきた女子生徒たちには,この護身術の講習が行われるそうです。
 さて,ある学校のフェアウェルパーティが終了したあとで,あるホストファミリーが私たちの方に近寄ってこられ,「立命館の先生ですね」と声をかけてこられました。何か失礼なことをして怒られるのかと心配したのですが,おっしゃったことは「立命館の生徒はAdelaideにスマホをもってきていない。これは素晴らしいルールだ。そのルールのおかげで,私たちホストファミリーは立命館の生徒とたくさん話すことができた。家族みんなで仲良くなることができた。以前,日本の別の学校の生徒を受け入れたときは,その子はスマホばかり触って全然話そうとしてくれなかった。立命館のこのルールが本当に素晴らしいということを,私たちは直接伝えたかった。」とのことでした。
 明日はいよいよ第1団がAdelaide空港から帰国の途につきます。


①2017/12/04
1組 Marine Group 中庭での集合写真


②2017/12/04
3組 PurpleGroup 校庭での集合写真


③2017/12/04
5組 WhiteGroup ダンス授業のあとで


④2017/12/04
7組 RedGroup テコンドー授業の後で


⑤2017/12/04
7組 LimeGroup フェアウェルパーティにて


⑥2017/12/04
相手校で見つけたポスター


⑦2017/12/04
歓迎・立命館中学校!



AA研修報告 8日目 2017.12.1


 Adelaide研修の2週目も本日をもって終わり,この研修も最終段階となりました。暑かった数日前とはうってかわって最高気温が20℃前後の涼しく,過ごしやすい天気になりました。ここまで10日間で代表校長,副校長,教頭で手分けをして,ほぼすべての学校を訪問し,その活動の様子を見てきました。日を追うごとに英語でのコミュニケーションに自信を持てた生徒も多いようで,研修のスタート時と比べると明らかに生徒たちの普段どおりの笑顔が増えてきました。
 生徒たちが過ごしてきたこのAdelaideという町について,すでにご存じの方も多いかもしれませんが,簡単に紹介しておきます。Adelaideは南オーストラリア州の州都であり,1836年にシドニーに次いでオーストラリアで2番目に入植された都市です。Adelaideという名前は,当時の英国君主のウイリアム4世の妻であり,ドイツ人のアデレード王妃からつけられました(Adelaideとはドイツ語で「貴婦人」を意味するそうです)。オーストラリアの他の都市が流刑植民地として作られたのに対して,Adelaideは当初から計画都市としてスタートしました。したがって,アデレードの歴史はまだ200年足らず。その間,多くの国々から移住してきた人々で市民が構成されています。Adelaideの中心部にあるCityは約2km四方ほどのエリアのことを指し,このエリアだけは京都のように碁盤目状に道路が東西南北に走っています。このCityエリアには行政,官公庁,警察,銀行,裁判所,各種オフィスビル,アデレード大学のほか様々なショッピングセンターなどがあります。Cityにある博物館や植物園はだれでも入場無料で,路面電車がCityの中を南北に走り,この路面電車はCity内の区間は無料で利用できます。Cityの中にはランドルモールというショッピング街があり,ここは東西500mにわたり歩行者天国となっていて,多くの人で賑わっています。ランドルモールでは大道芸人やミュージシャンも明るい雰囲気を醸し出しています。Cityの中央には広い芝生と木陰が爽やかなビクトリア広場があり,その近くには食品から衣料品まで様々なお店が集まる有名なセントラルマーケットがあります。Cityを取り囲むようにその外側には,幅500mほどの緑地公園がドーナツ状に広がり,その緑地公園帯のさらに外側に一般市民の住宅地や学校などが存在しています。地域全体で緑が多く,とても落ち着いた印象です。このAdelaideにはこれまで5名のノーベル賞学者を輩出しているアデレード大学をはじめ,日本人宇宙飛行士の毛利衛さんが留学していたことでも知られるフリンダース大学,そしてマーケティングや経済・経営分野に特に強い南オーストラリア大学と,大きな公立大学が3つあり,各校を訪問していても,この地域全体で教育への意識関心が高いことが感じられます。生徒たちもAdelaideで過ごしている間に,徐々にこの町の地理や雰囲気が感じ取れて来ていることでしょう。
 さて,Adelaideでの研修中にESL(英語授業),Cleland Wildlife Park(動物園)での動物学習,水上スポーツ(カヌー)などと並び,Australiaの先住民であるAborigine(アボリジニ)に関しての学習する機会があります。AdelaideのCityにある南オーストラリア博物館には世界最多といわれるAborigineに関する様々な展示物があり,たいへん勉強になります。この博物館に行く機会のあった生徒は,各校で学んだAborigineに関する知識をより深めることができたことでしょう。私たちは「Australiaの先住民=Aborigine」とひとまとめにしがちですが,実際はオーストラリア全体で200を越える異なった言語グループがあり,それらの集合体をAborigineと呼んでいます。このような多様なAborigineの存在,そしてその歴史や文化などを学んでから行うAboriginal Artの授業では,特徴である点描画でのデザインなどを習い,実際にペイントさせてもらうグループもありました。
 また今日,本部が訪問した学校では,アンザックビスケットというお菓子を生徒たちが作っているところでした。このアンザックは、Australian and New Zealand Army Corpsの頭文字をとったもので,戦地に赴いた兵士のために「できるだけ日持ちして栄養価の高いものを」と,その兵士の母親たちが我が子のために考案して作ったものが由来とされています。今ではオーストラリアを代表するお菓子の一つになっています。生徒たちもただビスケットを作るだけではなく,その由来や歴史を前日の授業で学んでから作ったそうです。お菓子作りの得意な生徒は,Adelaideを思い出しながら,ぜひ帰国後も自分で作って,家族にふるまってほしいと思います。そのほか,耐久自転車レースを一部体験させてもらったグループや,強風のために水上スポーツが中止になったかわりに海洋博物館に行ったグループもありました。
 本日は各学校でのプログラム終了後,South Australia Educational Department(南オーストラリア州教育省)にてAdelaideの16校の先生方,ご担当頂いた旅行社の方々,本校の18名の引率の先生方が集合し,合同でセレモニーを行いました。セレモニーの前には本校の副校長と教頭,そして南オーストラリア州教育省の国際担当責任者が集まり,今年度の研修のふりかえりと次年度の研修に向けての改善点を話し合う会議を持ちました。今回で12回目のこの研修ですが,毎年フィードバックによる改善を重ねることで,より完成度の高いプログラムになってきていると感じます。セレモニーでは教育省の責任者の方からのご挨拶,本校からの挨拶,贈り物交換の後,随所で両国の教員同士の和やかな輪が広がっていました。教育省の方からも「これだけの規模で,これだけの年月,相互の信頼関係を持って立命館中学と南オーストラリア州の国際交流が続いていることは,私たちの大きな誇りです」との言葉を頂きました。
 明日からは2度目の週末を迎えます。この週末が終わるといよいよ帰国に向けての準備となります。“お世話になったたくさんの方々への感謝の気持ち”を持って,週末をホストファミリーと過ごして欲しいと思います。


①2017/12/01
1組 Pink Group Cityでの集合写真


②2017/12/01
2組 Yellow Group クリーランド自然公園での集合写真


③2017/12/01
2組 Yellow Group グルネルクでの集合写真


④2017/12/01
3組 Gold Group 校庭での集合写真


⑤2017/12/01
3組 Gold Group 水上スポーツでの集合写真


⑥2017/12/01
3組 Gold Group 水上スポーツの様子


⑦2017/12/01
6組 Orange Group 体育(オージーフットボール)のあとの集合写真


⑧2017/12/01
6組 Orange Group  Mt. Loftyの展望台での集合写真


⑨2017/12/01
7組 Red Group 自転車レースの体験をさせてもらった後の集合写真


⑩2017/12/01
7組 Red Group お世話になったESLの先生との集合写真


⑪2017/12/01
7組 Lime Group ESLの授業風景


⑫2017/12/01
7組 Lime Group 水上スポーツでの一コマ


⑬2017/12/01
8組 Blue Group 海洋博物館にて


⑭2017/12/01
8組 Blue Group WestLakesの湖岸にて集合写真


⑮2017/12/01
焼き上がったアンザックビスケット



AA研修報告 7日目 2017.11.30


 本日のAdelaideは,猛暑の昨日よりは風が出て過ごしやすくなったとはいえ,それでも日中は34℃ほどまで上がる暑い1日でした。地元の方が「夕方には嵐が来るよ」と話しておられた通り,午後からは雲が出て夕方の18時前後には雷を伴う比較的強い雨が1時間ほど降りました。日本の「ゲリラ豪雨」を経験している私たちにとっては,それほど強い雨とは感じませんでしたが,この雨を境に明日からは南風が入って涼しくなるようです。当たり前のことですが,ここAdelaideは南半球。「南からの風」は南極方面からの冷たい風で気温の低下を,「北からの風」は大陸中央の砂漠地帯からの風となり気温の上昇を招きます。日本の北風,南風とはちょうど反対となります(もちろん太陽も東から出て北の空へ昇ります。夜空に輝くオリオン座も上下逆ですので何か不思議な感じです)。
 今日,訪れた学校では数学科主任の先生が登場され,立命館の生徒を対象に英語で四則演算に取り組む授業をしていただきました。例えば数学の「+」は英語では3通りの言い方があることや,英語での分数の読み方,数式の英語での読み方などを非常に分かりやすく,ユーモアたっぷりに学ぶことができました。一つ一つの計算自体は難しくないのですが,英語の場合は何通りもの表現の仕方があることを学び,後ろで聞いていた私たち教員にとっても起承転結のある見事な授業展開にとても勉強になりました。
 また,別の学校では調理実習としてスコーンをづくりに取り組んでいました。その学校ではプロ仕様の立派な調理室があり(まるでレストランの厨房かと思うほどでした),その学校の上級生で調理師資格を取得済みの2名の生徒が主先生のアシスタントとして生徒たちをサポートしてくださいました。生地の作成から型抜き,オーブンでの焼きとその後のデコレーションまで綺麗にかつおいしく仕上がり,生徒たちも大満足でした。
 生徒たちの通う学校は自動車で移動すると東西に30分,南北に90分程度のAdelaideの広い範囲に渡っていますが,その西部の丘にあるCleland Wildlife Park(動物園)での活動も1日4グループずつ4日間にわたって行われています。Cleland Wildlife Parkの日は生徒たちも私服を着ての活動となり,2週間の研修の中でもリラックスできる1日となっています。木陰と風が心地よく,動物園でありながら,まるで自然の中を歩きながら様々な動物に出会えるように工夫され,Adelaideの人にとっても人気のスポットです。昼食も数種類のサンドイッチとポテト,フルーツ,フルーツジュースをおいしそうに頂いていました。また,この活動の前後にはAdelaideの街から海まで見渡せるMt. Loftyの展望台でクラスごとに記念写真を撮影しました。
 校外活動としてCityと呼ばれるAdelaide中心部での活動も行っています。ここでは世界有数のアボリジニ文化の展示物がある南オーストラリア博物館の見学,Central Market,Rundle MallでのShoppingなどを学校によりますが,Buddyとともに自由に行わせています。
 このAA研修では,生徒たちは毎日,学校から帰宅するとジャーナルと呼んでいる小冊子にその日の出来事や感想,体調,ホストファミリーとのコミュニケーション,使ったお金などを記録します。翌日の朝,各生徒がグループ担当の本校の教員に渡し,グループ担当の教員は生徒を引率しながらそのジャーナルすべてに目を通し,体調のすぐれない生徒やコミュニケーションで困っている生徒がいないか目を配っています。またジャーナルに「~で困っている」という記述がある場合も,多少のトラブルであれば自力で解決させるよう,最低限の助言を行って生徒が自らの手で解決に向かうようすを見守っています。
 そんな研修の合間を縫って,お別れのフェアウェルパーティでの出し物の練習も随時行われています。お世話になったAdelaideの先生方との授業も,第1団はあと2日,第2団もあと3日しか残されていません。最後までしっかりと学び,強い絆を築いて日本に帰ってもらいたいものです。


①2017/11/30
5組 WhiteGroupクリーランド自然公園での集合写真


②2017/11/30
8組 クリーランド自然公園でのクラス集合写真


③2017/11/30
7組 RedGroupクリーランド自然公園での集合写真


④2017/11/30
クリーランド自然公園でのカンガルーとのふれあい


⑤2017/11/30
クリーランド自然公園でのアニマル・プレゼンテーション


⑥2017/11/30
5組 Mt. Loftyの展望台での集合写真


⑦2017/11/30
7組 RedGroup Mt. Loftyの展望台での集合写真


⑧2017/11/30
3組 GoldGroup数学の授業の一コマ


⑨2017/11/30
4組 Brown Group 調理実習の様子


⑩2017/11/30
4組 Brown Group つくったスコーンを前に集合写真


⑪2017/11/30
7組 RedGroup 水上スポーツでの集合写真


⑫2017/11/30
生徒が毎日記録するジャーナル



AA研修報告 6日目 2017.11.29


 今日のAdelaideは暑かった昨日よりさらに暑く,日中の最高気温が38℃にまで上がりました。日本の夏と違い湿気は少ないのですが,あまりの暑さにCity観光を予定していたある学校では,翌日のプログラムと急遽チェンジすることになったほどでした。
 Adelaideで本校がお世話になっている計16校にはそれぞれ特色があります。ある学校はバレーボールが盛んで,学校内にバレーボールチームが20以上あり(それぞれ誰が指導するのでしょう?)そのうち,校内でトップのチームは全オーストラリアでもNo.1の力をもっているとのことでした。また別の学校はAdelaideでも2つしかない音楽コースを併設する学校の一つで,本部教員が訪問したときも美しい管弦楽の音色が聞こえてきました。別の学校はサッカーやバスケットボールが盛んで,今年も全豪ドラフトで4名がプロチームから指名を受けたとのことでした。各校の校舎も特色や工夫がみられます。どの学校にも,グループセッションなどに活用できるフリースペースが各所に設けられています。また伝統的な英国スタイルの校舎を現在も活用している学校や,学校内が縦割りで4つのサブスクールに分かれ,4つのサブスクールどうしが学業やスポーツで競い合っている学校,校内に独自のブドウ畑をもち,その学校ブランドのワインを製造する取り組みを行っている学校もありました。総じてAdelaideは教育熱が高く,親日的で,どの学校でも先生方やスタッフの方がいつも笑顔で親切に接して下さっています。
 この日は,昨日とは別のグループがCleland Wild Life Parkに行き動物たちとふれあい,またWest Lakes(北部),Port Noalunga(南部)で水上スポーツ(カヌー)体験に取り組んだグループもありました。学校での授業に参加しているところも多く,英語ESLの授業はもちろんのこと,体育でダンスに取り組んだグループや,理科で手作り望遠鏡づくりに挑戦したグループもありました。別の学校では,グループの生徒全員と受け入れ校の先生2名とで一緒に学校近くのスーパーマーケットへ行き,それぞれ立命館の生徒3名ほどのチームごとに小さな紙が渡されていました。その紙には,「小麦粉200g,蜂蜜100ml,卵6個を3ケース、、、」など後日行う調理実習で必要な材料が英語で書かれており(しかもグループによって書かれている材料が違っていました),立命館の生徒たちがスーパーの商品棚や規格を探しながら(日本のスーパーとは商品が置かれている配置が違うので,慣れるまでなかなか大変です)ミッションに取り組んでいました。
 各校で生徒たちの様子を見ていると,よい意味で緊張がほぐれ,研修を楽しむ余裕が出てきているように感じます。研修のスタート時点では,ホームシックで心寂しい思いをしていた生徒も少なからずいたようですが,覚悟を決めたのか,先生方やホストファミリーとのコミュニケーションが徐々にうまく取れるようになってきたのでしょうか。日本の家族と会えない寂しさはなくならないものの,それを乗り越えようとする姿勢が生徒たちの自信や成長となって感じられるようになってきました。オーストラリアという、日本よりもゆったりとした人間関係や学校環境を経験する中で,また慣れない環境で外国語を使ってコミュニケーションを取ろうと頑張る中で,生徒自身が自分の新しい側面に気づき,今後の自己成長に対するモチベーションや自信を高めてくれるよう期待しています。これからは研修後半に入ります。フェアウェルパーティの準備など,研修のまとめに入っていきます。
 Adelaideの暑さは今日がピークで,明日からは涼しくなるようです。寒暖の差で体調を崩さないよう気をつけながら,生徒たちの様子を見守っていきたいと思います。



①2017/11/29
1組 Pink Group 美術の取り組みの一コマ


②2017/11/29
1組 MarineGroup 木材加工の一コマ


③2017/11/29
2組 Silver Group ダンスレッスンの一コマ


④2017/11/29
4組 Brown Group 集合写真


⑤2017/11/29
6組 Green Group サイエンスの授業での集合写真


⑥2017/11/29
5組 White Group学校前での集合写真


⑦2017/11/29
5組 Grape Group 集合写真


⑧2017/11/29
野生のコアラ発見!


⑨2017/11/29 クリーランド自然公園でのアニマル・プレゼンテーション



AA研修報告 5日目 2017.11.28


 Australia Adelaide(AA)研修もいよいよ折り返し点にさしかかってきました。今日は研修開始からもっとも暑く最高気温が35℃ほどまであがりました。
 今日は4グループ(Orange,Grape,Pink,Marine)がアデレード東部の山あいにあるCleland Wild Life Parkに出かけました。ここはアデレード市内から車でわずか30分,約130種以上の動物がいる広々とした動物自然公園です。カンガルー,ワラビー,エミュー,ウォンバットをはじめ様々なオーストラリア固有動物に出逢うことができ,動物によっては触れあいや餌付けもできます。その一方で動物の体調管理には細心の注意が払われていて,例えばコアラは気温が高すぎる日はダメージを防ぐために抱っこしての写真撮影が不可となります。残念なことに今日は気温が高すぎたため,コアラは離れての写真撮影のみとなってしまいました。Cleland Wild Life Parkの職員の方からAnimal Presentation(動物に関するレクチャー)を英語で行って頂きました。ぬいぐるみや写真を用いるのではなく,実物の動物が次々と登場する興味深いPresentationで,さらに希望する生徒はイグアナ,ヘビ,カエル,ポッサムなどの動物に触ることもできました(男子生徒より女子生徒の方が怖がらずに触る生徒が多いようです)。このCleland Wild Life Parkではクラス単位の活動となるため,半学級のグループに分かれていた生徒たちも久しぶりに同じクラスの友達と会うことができ,お互いに手を振ったり歓声があがったりしていました。
 別のグループはホストスクールで英語をはじめとする各教科の授業に参加していました。特にこちらの学校は,多くの場合,立命館中高の人工芝グランドの2倍はあると思われる広大な天然芝グランドをもち,様々なスポーツが盛んです。サッカー,バスケットボール,バレーボールなど日本でもなじみのある競技も人気がありますが,日本ではなじみが薄いオーストラリア・フットボール,ネットボール,クリケットなどもあり,体育の授業を通じて本校の生徒たちも基礎練習を体験させていただいています。特にこちらではクリケットに人気があるのですが,生徒たちは英語で説明されてあの複雑なルールが理解できたのでしょうか。このようなスポーツを切り口にして,ホストファミリーや現地校の先生と会話をした生徒も多くいたようです。
 Adelaideで各学校を訪問していると,殆どの学校でSTEMという文字を目にします。これは、"Science, Technology, Engineering and Mathematics" すなわち科学・技術・工学・数学の教育分野をまとめて表す言葉で,USAで教育の柱の一つとして提唱されたのをきっかけに香港,オーストラリア,カナダなどでも普及している理数系教育のスローガンです。本校がお世話になっているAdelaideのホスト校の中にも,南オーストラリア州政府から数億円単位の資金が投入されてSTEM教育の施設の充実が進んでいるところがあります。日本の教育のあり方を考える上でもたいへん参考になります。
 一方,West Lakes(北部),Port Noalunga(南部)では昨日とは別のグループが水上スポーツ(カヌー)体験に取り組んでいました。今日も快晴で最高のカヌー日和,生徒たちからも「楽しかった!」と大好評でした。また,地域の小学校を訪問して日本文化を紹介したグループは悪戦苦闘しながら折り紙やけん玉などを地域の子どもたちに教えていました。こちらも最終的に大成功を収めたようです。


①2017/11/28
1組 Pink Group クリーランド自然公園での集合写真


②2017/11/28
1組 Pink Group 展望台での集合写真


③2017/11/28
3組 Purple Group 英語ESL授業の合間に


④2017/11/28
4組 Sky Group 体育でクリケットに挑戦


⑤2017/11/28
4組 Brown Group ESL授業の様子


⑥2017/11/28
5組 Green Group 水上スポーツ会場にて


⑦2017/11/28
6組 Grape Group 日本語授業に混じって


⑧2017/11/28
7組 Lime Group 展望台での集合写真


⑨2017/11/28
7組 Lime Group クリーランド自然公園での集合写真


⑩2017/11/28
8組 Cherry Group 校庭での集合写真


AA研修報告 4日目 2017.11.27


 研修も2週目に入りました。週末をHost Familyと過ごした生徒たちの様子が気になる月曜日。中にはホームシック気味の生徒もいたようですが,「少しずつHost Familyとコミュニケーションが取れて楽しくなってきた」とジャーナルに書いてくれている生徒もいました。また日本食を食べさせてもらって落ち着いた生徒,BBQに参加させてもらった生徒,Host Familyと一緒に家族や友人へのお土産を買いに行った生徒などもいたようです。全体的に食習慣や生活習慣に慣れてきたのか,当初の緊張や疲れがとれ,表情が明るく伸び伸びとしてきた生徒が増えてきたように感じます。
 今日巡回した学校では,朝の英語の時間にESLの先生が立命館の生徒一人一人に「朝食は何を食べてきたか?」と質問するところから授業が始まりました。Host Familyによってトーストとサラダであったり,簡単な卵料理が出されたり,シリアルと牛乳と果物であったりと違いはありましたが,みんな朝食をしっかり食べられているようで安心しました。また登下校時に近くの街路樹で野生のコアラを見つけた生徒もいました。
 別の学校では化学の実験で水溶液を扱っていました。立命館の生徒と相手校の生徒がグループを組み,指定されたスポーツチームのチームカラーを水溶液の混合により作っていく課題に取り組んでいました。
 学校によって私たちが訪問したときの対応も様々です。ある学校では,受付がIT化され,私たちが入り口のタッチパネル式のボードに氏名や必要事項を入力すると,横のプリンタから名前や所属が刻印されたシールが打ち出され,それを胸に貼ることで学校に入ることが許されました。またそれと同時に相手校の先生がもつスマホには,来客情報が即時表示されるため,(内線電話などなしに)対応していただく副校長先生が,笑顔ですぐに出てきて下さいました。なんとスマートなシステムなのでしょう。
 また,今週からは学校外でのActivityも多くなってきました。本日はWest Lakes(北部)またはPort Noalunga(南部)での水上スポーツ(カヌー)体験をしたグループもありました。今日は快晴で最高のカヌー日和でした。また,地域の小学校を訪問して日本文化を紹介したグループもありました。羽子板,カルタ,福笑い,けん玉,コマ回し,だるま落としなど見本を示しながら教えるのですが、ルールやこつを教えるのに悪戦苦闘していました。



①2017/11/27
2組 Silver group バスからおりて


②2017/11/27
2組 Silver group ホスト校にて集合写真


③2017/11/27
7組 Red group 授業風景


④2017/11/27
8組 Blue group ホスト校にて集合写真


⑤2017/11/27
8組 Blue group ブーメランペイント生徒作品


⑥2017/11/27
7組 Lime group 集合写真(Cityにて)


⑦2017/11/27
8組 Cherry group バス車内にて


⑧2017/11/27
8組 Cherry group 集合写真


⑨2017/11/27
1組 Marine group 水上スポーツ集合写真


⑩2017/11/27
4組 Brown group 集合写真



⑪2017/11/27
4組 Sky group 集合写真


⑫2017/11/27
4組 Sky group 集合写真



AA研修報告 3日目 2017.11.24


 この日のAdelaideは昨日に引き続き25℃ほどの初夏の爽やかな1日でした。午後には短時間シャワーのような雨が降り,その後,鮮やかな虹が浮かび上がりました。3日目を迎えた第1団,2日目を迎えた第2団ともに各学校で順調にプログラムが進んでいます。
 この日にWelcome Ceremonyが行われた学校もありました。巡回で本部教員が訪れたある学校では,体育館に併設の小学校高学年の200名ほどの児童(学習の一環として日本語を少し習っているようです)が集まり,校長先生出席のもと,両国の国歌斉唱から歓迎挨拶や両校代表生徒によるスピーチ,現地の生徒による日本紹介のプレゼンがありました。立命館の生徒からは日本文化紹介の一つとして空手の演武を披露し,大きな注目と喝采を浴びていました。また児童たちから本校生徒への質問も次々と出され,それぞれ本校生徒がその場で回答するなど心温まるセレモニーでした。また驚いたのはセレモニーの後。小学校5,6年生の児童たちが先生の指示を受けずに,楽しげに談笑しながら会場の椅子や演台の片付けなどをすべて自分たちの手で行っていました。小学生の児童にも自治の指導が丁寧に行き届いた学校であることを実感する一コマでした。また別の学校のWelcome Ceremonyでは音楽バンドの生演奏もしていただき,300名ほどの相手校生徒の前で本校生徒全員が30秒ずつ英語でスピーチを立派に行うことができました。
 お昼時に訪れた別の学校では,ちょうど本校生徒とAdelaideの生徒たちが一緒に輪になって談笑しながら校庭の日陰でランチをとっていました。コーディネーターの先生からも「英語も上手だし,明るくていい生徒たちですね」とお褒めの言葉を頂きました。立命館の生徒だけで固まることなく,なじんで溶け込んでいることに感心しました。
 この日は多くの学校でESLをはじめとする様々な授業が行われました。また,学校によっては地理,体育,芸術,理科,技術などを英語で学ぶ場面もありました。立命館中学校では日々「英語を」学んでいる生徒たちですが、Adelaideではすべての教科を「英語で」学ぶことになります。日本で学習してきたことが英語ではどのように表現されるのでしょう? 生徒たちにも新鮮な体験になっているのではないでしょうか。午後に本部が訪問した学校では,ちょうど生徒たちが化学(身近な水溶液の酸性、アルカリ性の測定)の実験Ⅱ取り組んでいるところでした。白衣のかわりに,生徒たちはその学校では黒いゴム製のエプロンのようなものをつけて実験していました。当然ながらこちらの授業はすべて英語で行われますので,英語での聞き取りや発言など,一つひとつが英語の学習につながっています。まだまだ英語での日常に慣れない生徒もいますが,これからの研修でさらに力をつけてくれることを期待しています。
 また,4つのグループ(Gold,Green,Red,Lime)はそれぞれAdelaideの中心部であるCityへのフィールドワークに出かけました。Cityではバディ生徒たちとともに行動し,トラムに乗ったり博物館や美術館,州議会議事堂に行ったり,家族や友人へのお土産などを買ったりしていたようです。どの学校もコーディネーターの先生方が本当に親切に対応して下さっており、現地の生徒たちとも(もちろん生徒一人一人で差はありますが)日を追うごとに交流が進んでいるようです。日本とオーストラリアでは言語だけではなく様々な文化風習,生活習慣も異なっています。中には戸惑うこともあるようですが、勇気と笑顔で一つ一つ貴重な経験を積んで成長を積み重ねてほしいと期待しています。
 初夏のAdelaideで明日からはいよいよ初めての週末。Host Family と過ごす英語だけの2日間は生徒たちにとって楽しくもあり,一つの頑張りどころでもあるでしょう。



①2017/11/24
8組 Cherry group 地理授業の様子


②2017/11/24
3組 Purple group 体育(テニス)授業に参加


③2017/11/24
3組 Purple group プレゼン準備のグループワーク


④2017/11/24
6組 Orange group ESL授業の様子


⑤2017/11/24
6組 Orange group 校庭での集合写真


⑥2017/11/24
2組 Yellow group ウェルカムセレモニー


⑦2017/11/24
2組 Yellow group セレモニーで空手の披露


⑧2017/11/24
2組 Silver group みんなで化学の授業


⑨2017/11/24
2組 Silver group 学校近くのビーチにて


⑩2017/11/24
2組 Silver group オープニングセレモニー



AA研修報告 2日目 2017.11.23

  
 11/22(火)朝,京都を出発した中学3年生Australia Adelaide(AA)研修第2団(2,4,6,8組111名,教員9名,添乗員1名)は,現地時間の11/23(木)9:00頃に無事,Adelaide空港に到着しました。
 暑かった昨日とはうって変わって,この日のAdelaideは最高気温が約25℃と涼しく,曇りから小雨,さらに青空へとめまぐるしく天気が変わる1日でした。空港では昨日同様に南オーストラリア州教育省の関係者や各ホストスクールのコーディネーターの先生方をはじめ,お世話になるみなさんと対面しクラス別に4台のバスに分かれてお世話になる8校(Hallett Cove School,Seaford Secondary College,Hamilton Secondary College,Heathfield High School,Reynella East College,Seaview High School,The Norwood Morialta High School,Marryatville High School)に向かいました。
 この日から研修がスタートした第2団で本部が最初に訪問した学校では,校長先生の出迎えのあと,フランス語,中国語,日本語などを学ぶインターナショナル棟に案内して頂きそこでオリエンテーションを受けました。さらに昼食後は近くのビーチへ散策に出かけ,ゆったりとした時間を過ごしました。また,別のグループではサンドイッチでの昼食後、教頭先生が中心となって歓迎式典が行われ,日本・オーストラリア両国の国歌紹介の後,両校の代表教員と代表生徒がそれぞれスピーチを行いました。小雨のあとの校庭に吹く風がユーカリの爽やかな香りを運んでいたのが印象的でした。
 一方,第1団の生徒たちは研修2日目となり,それぞれHost Family宅からの通学となりました。この2日目にWelcome Ceremonyが行われた学校もありました。広い芝生のグランドで元気よく走り回るグループの姿や,伝統的なクッキー作りの調理実習を体験を通じてバディ生徒と交流する工夫をして頂いた学校もありました。
 英語の授業もそれぞれの学校でスタートしています。ある学校では,自己紹介を英語で行った後,Host Familyのうち一人について,趣味や好きなスポーツなどインタビューをしてまとめてくる宿題が出されました。家庭での会話の糸口づくりの工夫でしょうか。また,別の学校ではアボリジニのモチーフを使ったブーメランづくりに取り組みました。ここでは,立命館の生徒たちのデザインの美しさや英語力の高さを褒めて頂く場面もあり嬉しい限りでした。
 満開のジャカランダの木がほんとうに鮮やかなAdelaideの町。明日はいよいよ金曜日。1日学校で学んだ後は,Host Family と過ごす1回目の週末を迎えます。


①2017/11/23
1組 Pink group 歓迎セレモニー


②2017/11/23
1組 Pink group 校庭での集合写真


③2017/11/23
7組 Red group アボリジニ・ブーメランペイント


④2017/11/23
第2団 Adelaideから分かれてバスに乗り込む


⑤2017/11/23
6組 Grape group ホスト校での集合写真


⑥2017/11/23
4組 Sky group ホスト校でのサンドイッチ作り


⑦2017/11/23
4組 Sky group ホスト校での英語授業


⑧2017/11/23
Adelaideの町を鮮やかに彩る満開のジャカランダの木

⑨2017/11/23
3組  Purple group 調理実習


AA研修報告 1日目 2017.11.22

  11/21(火)朝6:45に西山天王山駅,JR長岡京駅をバスで出発した中学3年生Australia Adelaide(AA)研修第1団(1,3,5,7組108名,教員8名,添乗員1名)は,シンガポールのchangi空港での乗り継ぎを経て,現地時間の11/22(水)9:00頃に無事,Adelaide空港に到着しました。
 この日のAdelaideは快晴。朝から32℃ほどの暑さの中,空港では一足先の便で空港に到着していた堀江未来代表校長と合流し,南オーストラリア州教育省の関係者の方,各ホストスクールのコーディネーターの先生方,看護師さんの紹介を行いました。その後,すぐにクラス別に4台のバスに分かれてお世話になる8校(Banksia Park International High School,Salisbury East High School,Henley High School,Glenunga International High School,The Heights School,Golden Grove High School,Modbury High School,Charles Campbell College)に向かいました。AA研修中は各クラスが2つの小グループに分かれて学ぶため,同じクラスであっても別のグループの友人とは,しばらくのお別れとなります。
 この研修では中学3年生が計16のグループに分かれ,16名の教員がそれぞれ1グループを担当して引率し,教頭および代表校長が本部として順番に各校を訪問して行く予定です。本日,本部が訪問した一つ目の学校では,Coordinatorの先生やESLの先生などが生徒たちを笑顔で出迎えてくださり,さっそくキャンパスツアーが行われていました。また,別の学校では現地の生徒(Buddy)と一緒にピザランチを頂いた後,Welcome Ceremonyが行われ,校長先生から一人一人ネームタグを授与していただく場面もありました。
 長旅のあとで疲れもある中,各校共にこの日のプログラムは軽めで終了し,午後2時~3時頃には各生徒はそれぞれ向かえに来て頂いたHost Familyとともに,初めてのお宅へ向かっていきました。早速笑顔でコミュニーションをとっている生徒,やや緊張気味の生徒,一人一人様子は違いますが,「自立」,「異文化理解」,「英語コミュニケーション力の向上」というAA研修の3つの目的に向かって取り組む生徒たちの様子をレポートしていきたいと思います。


①2017/11/22
5組 White group オリエンテーション


②2017/11/22
5組 White group キャンパスツアーの様子


③2017/11/22
7組 Lime group バディ生徒とともに


④2017/11/22
7組 Lime group バディ生徒とともに