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SGH  Rits Super Global Forum (RSGF) 2017 実施報告(その3)

2017.11.28

Super Global High School (SGH)
GL/GJコース(クラス)SGH取組報告

SGH  Rits Super Global Forum (RSGF) 2017 実施報告 ③

11月14日(火)~18日(土)にかけて本校で開催されているRits Super Global Forum(RSGF)2017。3日目( DAY 3 )、RSGF2017はディスカッションの1日でした…。

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1グループ8~10名からなる、20のディスカッション・グループ(Small Group)。今年度は、1.Child Labor、2.Gender Inequality、3.Physical Access to School、4.Disasters、5.Refugees (living in refugee camps)の5つのトピックを立てメインテーマに迫るという方法論を採用した。また、ディスカッションをより活性化させるために、今年度初の試みとしてディスカッション部を立ち上げ、その部署長のもとに各ディスカッション・リーダー20名を本校3年生が担当し、生徒自身が議論をファシリテートしていくという、ある種無謀ともいえる試みを計画し、実際に取り組んだ。立命館大学に留学中の海外生などのTAが入る場面もあるが、全てのグループに入るわけではない。英語で議論するだけでも悪戦苦闘するところ、さらにそれ以上を目指すとは。ジャン・コクトーに倣えば、まさにenfant terribleだ。
教員も学びが必要。しかも、コミュニカティブで、ハートフルな学びが。生徒たちがディスカッションをしている時間帯の一部を使い、Teachers WorkshopとTeachers Lunchを企画した。ワークショップのスピーカーは堀江未来先生。本校校長で立命館大学国際教育推進機構教授でもある先生は、国際教育や交流事業を専門としており、今回”Personal Development through Intercultural Experiences”と題したワークショップでも、国際教育プログラムを通じて生徒に何を学ばせたいのか、実際の異文化体験を通じて生徒たちはどのように成長しているのかなどについて、ともに考えるレクチャーをしていただいた。集った海外教員の方々は各国で様々な実践をしてこられただけに、その高い知見から出された様々なアイデアやヒントを共有することができた。
 いま、「学校」はどこに行こうとしているのか。教育の本義を見失いがちになる多忙な日常のなか、このような学びが私たち教員をまた教育の熱意へと誘うのであった。
 Small Groupでの議論は驚くほどスムーズに進んだようであった。もちろん、本校3年生ディスカッション・リーダーが機能しきれない部分もあったが、他のメンバーが主体的に関わることによってそれもクリアしていった。これは昨年度までにはない動きであった。「すごい」。やはりenfant terribleであった。
 ディスカッション終了後は、キャンパス・ツアーとして着物着付け体験、ヨーヨーすくい、輪投げなど日本文化に触れるアクティビティーを実施。それまでのシリアスなムードから一転、和やかでアットホームな空気に包まれ、笑顔が学校中に溢れることとなった。
 アットホームな雰囲気。これが翌日にあれほど様変わりするとは…。



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