ニュース

SSH タイMWITSとの国際共同課題研究進捗状況

2018.08.18

Super Science High School (SSH)
海外校との国際共同課題研究報告


 SSH タイMWITSとの国際共同課題研究進捗状況報告


 4月から取り組んでいるMahidol Wittayanusorn SchoolMWITS)との共同課題研究ですが、この度、本校SSGクラス2年生の3名がタイMWITS 2週間研修に参加し、共同課題研究を進めてきました。

 「イネの塩害」をテーマとした共同研究において、この3か月間で実施した実験の結果を共有しました。
 本校においては、エタノール処理によって塩耐性の向上が見られました。また、エタノール処理を長く行うと根にバクテリアが増殖しやすい状態になることが分かりました。これは、エタノールにさらすことで、塩などの非生物学的ストレスへの耐性が向上したが、逆にバクテリアなどの生物学的ストレスへの耐性が低下したと考えられます。このような非生物学的ストレスと生物学的ストレスとのトレードオフの関係は、モデル植物を用いた研究からも言われています。また、さまざまなストレス応答には複数の植物ホルモン(ジャスモン酸、サリチル酸、エチレン、アブシシン酸)や関連遺伝子によるクロストークが存在することも知られています。つまり、適切な時間のエタノール処理が塩耐性に対して重要であることがわかります。MWITSの結果からは、タイ米は日本米と感受性が異なる可能性が示唆されました。まだデータ数が不十分ですので、これからも繰り返し実験を行っていきます。
 今回、MWTISでは、実験サンプルを処理し、原子吸光光度計を用いてサンプル内のNaK+の濃度を測定しました。
 これからもデータの共有や連絡を取り合い、共同研究を進めていきます。次回、20191月に再度実験、共同研究ポスターの作成をすることになっています。