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SGH ECCE HOMO(この人を見よ) 4 講演会を実施

2018.10.05

Super Global High School (SGH)
ECCE HOMO 4 長山一石氏講演会

SGH 「ECCE HOMO(この人を見よ)4」
GL特別講演会 長山一石氏の講演会を実施しました

 9月19日(水)3,4限、GLコース2、3年生対象にGoogle Ninja Spamologist & Product Managerの長山一石氏によるGL特別講演会を実施しました。「Googleで働くということ ~グローバル人材って?~」と銘打ち、その実態はもちろんのこと、来るべきシンギュラティーをどのように迎えるべきなのか、AIやディープラーニングなど現在の最先端技術のありようについてなど、幅広くお話いただき、また「グローバル人材」とは何かについて本質的に考えることを通して生徒たちのキャリアデザインの一助とすることができました。



 今回の講演のためにわざわざシリコンバレーより帰京していただいた氏は、世界的企業であるGoogleで現在は Google Play ストア事業のアナリスト及びプロダクトマネジャーとして従事しておられ、Machine Learning(機械学習)や我々が日常的に「ググる」行為の裏には計り知れない程のテクニカルな問題をクリアにして成立していることなど、その一端をご紹介いただきました。
 氏の語り口はフランクで生徒との距離感も近く、対話しながらの進行だったことも手伝って、生徒たちは身近なロールモデルを観た想いでした。グローバル人材になろうと思ってなったのではなく、「やりたいこと」「やれること」「必要とされていること」のうち、2つ以上を満たすかたちが現在の氏であること、グローバル人材というワード自体は戦略的に使用する限りにおいて「あり」だということ、物事を表層的になぞるのではなくコンテンツを大切にすること。氏のお話はどれもこころに突き刺さるものばかりでした。また、「多様性」ということの本質的な意味を再考する時間にもなりました。
 速さや即効性を過度に追求しがちな現代の社会状況のなかで「待てなくなっている」わたしたちが、一旦立ち止まって、学習する動機や自分自身を改めて見直すきっかけになりました。ありがとうございました。



 以下、生徒の感想文です(一部抜粋)
「グローバル人材という言葉の見方や考え方が変わりました。格好をつけてグローバル人材という言葉を使って、ぼやっと『海外で仕事がしたい』と思っているだけではいけないと思いました」
 「Googleでどんな仕事をされているのか知らなかったけれど知ることが出来て良かった」
 「お話からは、長山さんの考え方の芯を感じました。他の人と議論するために、自分の意見をぶれずに持っておられるように思いました。その考え方のひとつとしては、日本と海外や、自分と他者などを比較するという概念ではないかなと思いました。ひとつひとつを自分の信じたもので見つめているような気が私にはしました」
 「自分の長所が埋もれやすい学校生活のなかで、Curriculum vitaeに書けるような自らのアピールポイントが見つけられるのか、伸ばすことができるのか不安になりました」
 「今まで自分が考えたことのないような視点で語ってくださり非常に考えさせられるものでした。ざっくりとした目標はあるのですが具体的ではないので、もっと絞って頑張って考えていこうと思いました」