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SGH  Rits Super Global Forum (RSGF) 2018 実施報告③

2018.11.24



Super Global High School (SGH)
RSGF2018
報告③

 

SGH  Rits Super Global Forum (RSGF) 2018 実施報告 ③

 

1113日(火)~17日(土)にかけて本校で開催されているRits Super Global ForumRSGF20183日目(DAY 3 )のこの日は、学校紹介プレゼンテーション②が終了したのち、いよいよディスカッション・リレーが始まりました…。

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今年度で5回目を迎えるRSGFだが、ディスカッションの形態は毎年変化している。前年度の総括を精査し、良き部分は継承しさらに発展させ、望ましいディスカッションのあり方を生徒たちは追求してきている。昨年度新たに設立した生徒実行委員会のディスカッション部署は今年度も踏襲し、ディスカッションをリードしていくという大人でさえ困難を伴うリーダーを本校3年生の20名が担った。また、今年度は8名程度からなるSmall Groupのディスカッションと、40名程度からなるMini-Plenaryの時間的配分を変更し、後者を手厚くした。それは最終日の約200名からなるPlenary Sessionでの議論を活性化するために、それまでのMini-Plenary毎の議論を深め、また紐帯を強めるという生徒たちなりの計算があった。

 ディスカッションと並行して教員対象のTeachers WorkshopTeachers Lunchを実施した。これは昨年度から採り入れたもので、パワフルで志の高い海外校教員と意見を真摯に交換できる機会であり、本校教員もそれぞれの問題意識を海外のそれと交換することでブレイクスルーを目指すものであった。今年度も、本校代表校長で立命館大学でも教鞭をとっておられるその道の専門家でもある堀江未来先生に、問題提起とファシリテートをしていただいた。やはり教員という職業は、目の前で生徒たちが変化していく瞬間に立ち会えることが何よりもの喜びであり、そのために生徒たちと「コネクト」している。そしてその実現のために粉骨砕身している。国際教育や交流事業というフィールドでは、自己と他者やその集団のあり方について、明示的な認識が共有されにくい場面がままある。それは国や地域による文化的・民族的背景が異なり、その背景を理解しようとする指向性とその理解の受容のされかたにも課題があるのかもしれない。今回こういう機会を得たことで、教員集団にとって大きな学びの場となることができた。

 Small Groupはステークホルダー毎のディスカッションであることから、ある種の価値観を共有できたこともあり、それぞれが活発に議論することができたようであった。しかし実際にやってみて、Small Groupでの議論は時間が足りないところが多かったのも事実であった。価値観を共有することとそれを一つの形にすることとは別の問題である。綿密に計画されていたはずのスケジュールはここで変更を余儀なくされることになった。この日1回だけ設定されていたMini-Plenary Sessionを急遽Small Groupのディスカッションの時間に変更して議論を詰めた。すべては翌日のMini-Plenary Sessionを実りあるものとするために。

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放課後には、気分を変えて交流企画としてキャンパスツアーを実施。楽しい歓声が学校中に響き渡った。書道に触れ、着物を着て茶室で写真を撮影し、日本古来の遊びや踊りを楽しんだ。日本人でさえ今や普段することの少ない数々の遊びに、海外生とともに喜んで取り組んでいた本校生。準備と当日のホスピタリティーもすばらしかった。交流の場での本校生と海外生は見事に「コネクト」されていたと思う。また、緊張のあとにくる緩和は彼らをリラックスさせ、それは明日のエナジーとなるように思われた。

しかし翌日、そのエナジーは別の道を辿り、迷走することになる。日本文化を存分に満喫していた生徒たちはこの時点でそのことを知らない…。

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