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SSH シンガポールNational Junior College (NJC)生徒との国際共同課題研究の報告

2018.12.03

 11月25日~29日、シンガポールNational Junior College(NJC)が本校に来校し、国際共同課題研究を本校生徒と共に行いました。立命館高校では2016年度から始まったNJCとの共同研究プロジェクトを行っており、今年で3年目になります。また、今年度は8月に本校生徒がNJCを訪れて共同課題研究を実施しており、本プロジェクトは今年度の後半の取り組みという位置づけになります。NJCとの共同課題研究では立命館、立命館慶祥、NJCが、4つのテーマ(Heat Island, Biofilteration , Aerosol, Soil Fungus)に共同で取り組んでいます。

 Heat Islandグループは、夏のシンガポール訪問時に設定した「窓の面積が一定の場合、どのような形状の窓が最も効率よく風を通すか」というテーマについてさらに掘り下げ、風洞実験装置を自作し、煙を用いて窓の付近で実際にどのように空気が動いているのかを可視化し、その動きを元に実験結果を説明するためのモデルの作成及び解析を行いました。

 Biofilterationグループでは、生物の組織や、生活作用を用いて安価に水質浄化を行う方法を模索しています。今回の共同研究では、もみがらを焼いた炭(くんたん)を用いて水質浄化装置を作成し、砂、礫とどのように組み合わせて浄化装置を作るか、物質によって浄化作用がどのように変化するかについて共同で実験を行いました。

 参加した生徒たちは、基盤となる文化の違いから研究の意図などを伝えることの難しさを感じながらも、お互いに協力して英語によるコミュニケーションを通してプログラムを進めることができました。

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