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SGH キャンパスSDGs at NKC から見えたもの

2018.12.20

Super Global High School (SGH)
キャンパスSDGs at NKCの取組み

 

SGH  キャンパスSDGs at NKC から見えたもの

 ~アンケート結果 分析と検証~

 

1110日(土)~24日(土)まで実施したSGH企画「キャンパスSDGs at NKC」でしたが、事前事後アンケートから見えてきたものはなんだったのでしょうか。

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11月に実施されたRSGFRits Super Global Forum2018における生徒実行委員会・アクション部署が主催し、学校中にSDGsに関わる広報と中高生にもできることとしてSDGs17の目標に関わる行動をわかりやすいかたちで具体的に提示したポスターを作成し、張り出しをおこなってきました。SDGsの認知度やこの取り組みによる意識と行動の変容を知ることで今後の学びに活かしたいとして、事前事後アンケートも実施しました。以下、その効果検証を生徒作成報告書より抜粋しながら報告したいと思います(詳細については下記URLを参照)。

     キャンパスSDGs at NKC 事前事後アンケート結果分析報告書 本文 は、こちら

     URL: http://www.ritsumei.ac.jp/fkc/common/file/news/181220CampusSDGsResult.pdf

 

事前アンケート:中学336(/721), 高校574(/935) 総計910(有効回答数)

事後アンケート:中学354(/487),高校559(/935) 総計913(有効回答数)

*回収率 事前55%、事後64%910,913/1656,1422


① SDGs認知度の変化について 

事前事後アンケートからは、認知度が11%44%4倍以上に向上した。特に中学では顕著であった(中学:6%40%、高校:13%46%)。
 仮説として、早期からの教育が認知度向上等のより一層の効果を生む可能性があると考えられる。

 ② 事前にどこでSDGsを知ったのか

学校の授業が最も多かった(46%)。しかし中学生で授業と答えた生徒が三学年合わせて6名しかおらず、中学の授業でほとんど扱っていないことが今回の結果からうかがえた。また、研修の機会で知ったとの意見も多く、これは多くの研修機会がある国際系コースとそれ以外のコースで認知度の差が生まれる理由の一つなのではないかと推測される。

 ③ 標語の取り組み

「取り組んだ」が42.7%、「取り組まなかった」が57.3% で、事前アンケートで取り組む意欲を見せていた生徒の割合より12.1%も下がった。
 仮説として、この結果からは意識と行動の間の乖離を埋めることができなかったことがうかがえたが、一方、人間の行動要因は複雑な要素が絡み合っているので、行動自体によるメリットが明らかで、例えばインセンティブ効果など行動経済学的な観点を含んだ取り組みを検討するなどの工夫が必要だと考えられる。

④今後世界をよくするためにできることをしようと思うか

 「取り組む」が85.5%、「取り組まない」が14.5%で、事前アンケートで取り組むと答えた生徒の割合より30.7ポイント増加した。
 今回の取り組みが意識の向上に大きく寄与したことがうかがえる。仮説としては、国際問題に対する興味関心がその課題解決に対する意欲の向上にはつながったものの、今回の企画が生徒にとって取り組みやすいものではなかったことがうかがえる。それは、具体的に何のためにどうすればよいのかということが明確でないものも多かったことが関係していると考えられる。

 ⑤最後に

意識向上の種まき段階という主旨からはこの企画は成功だったと思う。また、国際系コース以外の生徒のなかにも世界の課題のために何かしたいという意欲が生まれたことに関してはよかったと思う。しかし、一方でまだまだなところも多く、今後継続的に、そして具体的なかたちとしてみんなを巻き込んでいくことが必要だと思われる。SDGsの趣旨である持続可能な社会をつくる必要があることをさらに理解してもらう努力をしていきたい。


 

 本校では、このような生徒の活動を今後も支援していきたいと思います。