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SSH 海外科学研究ワークショップ イギリスHorsforthコース 報告

2019.04.05

SSH 海外科学研究ワークショップ イギリス
Horsforthコース 報告

 2019年3月2日から3月11日の10日間、スーパーサイエンスコースSSGクラスの10名が、イギリスの北部リーズにあるHorsforth Schoolでの海外科学研究ワークショップに参加しました。Horsforth Schoolはイギリスの中でも非常に優秀なサイエンス校として知られています。

 初日はロンドンで過ごし、残りの期間はHorsforth Schoolで授業や科学ワークショップ等に参加しました。Horsforth Schoolでは主にSixth form(高校3年相当)の授業に参加しました。Sixth formは大学入学に向けての準備期間であり、それぞれの単元で習得すべき技法が決まっています。特に科学の授業では数コマの講義形式の授業の後に、それを使った実験を行います。その実験では教員からの指示はほとんどなく、生徒自身が手順や必要な実験器具を考え、実験を進めていました。本校生徒も未履修の範囲が多かったのですが、試行錯誤しながらHorsforthの生徒とともに実験を行いました。自由度が高い取り組みであるため、それぞれのチームで失敗したり、工夫したりとより実践的な方法で学んでいました。また、放課後にはサイエンス部の活動にも参加し、化学・生物・物理の3分野について実験や工作・解剖などの実習をし、サイエンスの興味関心が高められました。課外活動では博物館を訪れたり、ホームステイファミリーと過ごしたりと、充実した10日間となりました。
 今回の研修では、ホームステイや海外での授業を現地の高校生と同じように受けることが初めての生徒もいました。その中で、上手くコミュニケーションをとり、一緒に実験方法を考えたり、授業中に発言したり、ホストファミリーと別れの際に涙を流すほどの濃い時間を過ごしたりと、短期間で大きく成長した研修となりました。
研修後、「もっと学ばなくてはならない」、「さらに海外交流をしたくなった」、「JSSFに来てくれた際にお返しをする」などと述べていました。この経験が将来海外で活躍する基盤となることを期待します。

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