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SSH科学技術人材育成重点枠の指定を受けました

2019.04.05

SSH科学技術人材育成重点枠の指定を受けました

 立命館高校では、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の初年度である2002年度から18年間、継続してSSHの指定をいただいてきました。今年度が第4期の最終年度となります。全国に200校余りあるSSH校の中で、基礎枠と呼ばれる通常の指定に加え、科学技術人材育成重点枠の指定を受けて、基礎枠に加えて追加の研究開発を行う学校が十数校あります。立命館高校では、「『国際共同課題研究』を利用したグローバルマインドを持つ研究者の育成」をテーマに、重点枠の指定を受けました。

 海外からも高い評価を受けている日本の科学教育の中で、海外に比べ遅れを取っている科学教育の国際化を進展させたいという願いを持ち、これまでから海外の高校生と共同で課題研究に取り組んできました。科学論文数等で世界を牽引してきた日本でしたが、近年では諸外国に抜かれてしまっています。とりわけ、国際共著論文数では大きく順位を下げています。高校生の時代から勉強や研究は国を越えて協力して行えば、大きな成長に結びつくことを体験しながら学習活動に取り組ませることが必要と考えます。これまでから、韓国、タイ、シンガポール、中国、台湾等多くの国・地域との共同研究を実施してきました。これらの成果について再確認するとともに、高校生にとってよりより国際共同研究のあり方を明らかにすることが今次重点枠での目的です。

 また、科学技術人材育成重点枠では、自校の生徒だけでなく、他校の生徒と一緒に取り組むことが必要とされており、今回の重点枠では、

 福島県立福島高等学校/早稲田大学本庄高等学院/筑波大学附属駒場高等学校
 東海大学付属髙輪台高等学校/東京工業大学附属科学技術高等学校
 奈良女子大学附属中等教育学校

を連携校として研究を進めます。