去る4月28日（日）、穏やかな快晴の空の下、琵琶湖汽船「ビアンカ」を湖上会場にして、立命館高校柔道部OB・OG会（以下、柔道部OB会と略す）の創部60周年記念総会・懇親会を賑やかに開催いたしました。　柔道部OB会は、1978年の25周年記念総会の開催と記念誌の発行以降、十分な活動ができていませんでしたが、先輩諸氏のご逝去や現役クラブの活動停止の情報が伝わり、創部60周年を節目に活動を本格的に再開すべく、昨年2月に新三役を臨時総会で選出の上、会員名簿や規約の整備、総会の開催案内など1年以上の時間をかけて準備を進めてきました。当日は、雲一つない暖かなお天気に恵まれ、立命館高校から田中博校長と山本清副校長、清和会から西田俊博副会長をご来賓としてお迎えする中、OB・OGとその家族70名が浜大津に集いました。総会では、元田栄三会長（昭和43年卒）より、柔道部OB会の歴史に触れながらその再開に向けた力強い決意が述べられ、新役員体制が拍手で承認されました。その後、ご来賓の田中校長より暖かいご祝辞と高校の長岡移転の状況をお聞かせいただき、さらに西田副会長からは戦前から残されている柔道部の足跡のお話を伺いました（この知られざる歴史話には参加者一同びっくり仰天！でした）。その後、今年度の事業計画と予算案が承認され、特に60周年の目玉として、記念誌を発行することが決定されました。ここで、一同は船の屋上デッキに移動して記念撮影（是非ご覧ください）、そして、いよいよビアンカが大津港より出航です。心地よい風が吹く中、琵琶湖クルージングがスタートし、最年長の吉田基洋さん（昭和31年卒）の乾杯で、船内懇親会が始まりました。懇親会では、各年代からのスピーチ、そして年代を超えた交流が行われ、あちこちで楽しい談笑の輪が広がりました。北大路世代の柔道部では考えられない深草世代のOG、石橋梨沙さん（旧姓 岩崎・平成7年卒）からのスピーチには、大先輩たちも興味津々（？！）のご様子でした。そして、懐かしい同級生、先輩・後輩との再会、数十年の時間を超えた楽しいひと時は、あっという間に過ぎていきます。懇親会のクライマックスに、上野篤史さん（昭和60年卒）親子4名が全員柔道着姿で壇上に上がります。上野さんの長男・空良君（立命館中学校1年生）から「柔道部が復活したら、大好きな柔道部に入りたい」とのスピーチがあり、父である上野さんが「保護者として、柔道部OB会員として、ていねいに学校と相談していきたい」と続けると、会場からは割れんばかりの大きな拍手喝さいが起こりました。そして最後に、参加者一同で校歌斉唱、万歳三唱で締めたところで、船はちょうど大津港に着岸し、お開きとなりました。このように、立命館高校柔道部OB・OG会は、元気に、再スタートを切ることができました。今後の清和会からのご指導とご支援をお願い申し上げ、総会報告とさせていただきます。

（報告；事務局次長 昭和58年卒 小原 隆治）