インフォメーション&イベント情報

一覧ページへ

2015年度高校卒業式挙行

「318名の巣立ちの日」
3月1日、長岡京キャンパスでの第2回目の高校卒業式が挙行されました。小雪交じりの天候も卒業を祝う保護者・来賓が来校される時間となると春の日差しとなりました。
今年度は立命館小学校の第一期生が卒業するという記念すべき卒業式でもありました。
 クラス代表への証書授与に続き、成山治彦学校長より次のようなお祝いの言葉が送られました。「皆さんは、深草から長岡京への移転、創立110周年という歴史に立ち会ってきました。さらに、18歳で選挙権獲得という大きな歴史的な節目にも遭遇しています。一人の力で歴史を動かすことは極めて困難ではあるが、仲間と力を合わせ立ち向かうことで歴史を動かすことが出来るのです。予測不能の不透明の時代に毅然と対処するために、日頃から社会の諸現象を分析し、先を見通した想像力を鍛えて欲しいものです。そして判断に迷った時こそ「自由と清新」と「平和と民主主義」の立命館スピリットに立ち戻って欲しいものです」(要約)
次いで、学園代表の松原豊彦副総長からの祝辞の後、清和会布垣会長より318名の新しい会員に次のようなお言葉を寄せて頂きました。
「人生でも最も貴重な時期に皆さんは立命館高校で生涯かけがえのない友人を得て、大学を始めとする様々な社会へ旅立たれます。立命館高校で過ごした3年間に自信と誇りを持って、さらに飛躍されることを期待しております」(要約)
立命館総長賞の1名と清和会木村嘉一賞の6名に授与が行われた後、第112生徒会長より送辞、そして卒業式委員会の答辞、最後に卒業生一同による「あなたへー旅たちに寄せるメッセージ」の合唱で閉式となりました。

会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

母校である立命館中学・高等学校は、その前身である清和普通学校が立命館大学(京都法政学校)の附属校として広小路の地に1905年に創立されました。以降は、幾度かの統廃合(商業学校の併設、夜間部の創設、工業学校の開設、第二中学校・第三中学校の設置、立命館神山中学・高校との併合など)を経て、1988年には北大路から深草の地に移転し、男女共学になりました。2005年には創立100周年記念として立命館小学校を開設し、早いもので、昨年2015年には立命館小学校創立10周年/立命館中高創立110周年を迎えております。現在は、小学校700名、中高1,700名の児童・生徒が学び、立命館学園の一貫教育を支える学校として、さらに大きく変革・前進することの誓いを新たにしたところであります。

 一方、同窓会組織である「立命館清和会」は1911年3月に挙行された第5回卒業式を機に、在京の卒業生有志によって設立の計画がなされ、同年11月に開催された第1回総会に始まります。現在は、旧制・新制含む延べ19校におよぶ学校の卒業生、約34,000人(物故者含む)を超える会員で構成されています。
2005年からは、卒業25年目を迎える卒業生が担当学年となり、年一度の総会・懇親会を企画・運営することが定着しており、多い年で1,000名を超える参加者が旧交を深めています。
1905年9月に「私立清和普通学校」として創設された立命館中学校・高等学校は、2015年に110周年を迎え、立命館小学校からの12年間を一貫させて、次の100年へ向けて歩みだしています。
2014年9月に移転した新しい長岡京キャンパスにて、立命館で学んだ子ども達は、新しい未来を創るタフなインテリジェンス、人類の歩みと叡智に尊敬の念を持ちながら、さらに自由な発想で新しい価値を創造できる人間に育っていこうとしています。
非常に厳しい経済情勢の中ではございますが、これからの生徒がいきいきと学べる教育活動や課外活動の充実、長岡京キャンパスの施設の発展をはかる広範な取り組みの実現の為に、格別のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。