総会・懇親会

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第96期立命館清和会同窓会のご報告

ご挨拶

立命館清和会

会長  布垣 豊
行事委員長 岡野 益巳

2007年7月21日に開催いたしました総会・講演会・懇親会は、無事終了いたしました。総会成功にむけてご尽力いただきました清和会員、ご出席いただきました来賓の方々、ありがとうございました。
また来年の清和会総会にむけて取り組みをすすめていきますので、清和会会員の皆様の更なるご協力をいただきますよう、今後ともよろしくお願い致します。

清和会総会・講演会・懇親会開催のご報告

前日の大雨と天気予報からは雨を覚悟していた天候も何とか曇り空となった、7月21日(土)のお昼過ぎ、かつての学び舎である北大路の立命館小学校に、続々と清和会のみなさんが集まってこられました。
立命館小学校見学会・懐かしの写真パネル展
 午後2時から、立命館小学校の見学会が開始となり、最新の設備と新しい挑戦を続ける立命館小学校を、今回のために用意された見学コースに従って、みなさんが進んでいきます。広くて解放的な図書館(かつての地下通路と同じ場所にあるとは信じられません)から、一階のハウス活動室と一年生の普通教室(オープンスペースで普通の教室とはとても思えませんが)、緑鮮やかな人工芝グラウンド(アンツーカーとアスファルトの校庭はどこへ?!)を見ながら、校舎四階の特別教室フロアーへと続きます。
 校舎四階、とにかく廊下が広く、児童が製作した作品が飾られています。そして廊下の両側には、様々な教室が備わっており、伝統文化室・メディアルーム・博士の部屋・ロボットの部屋・陶芸の部屋等々、子どもたちが目を輝かせていることがすぐに感じられる多彩な教室ばかりです。そして、各教室の特長について、小学校の先生方からご説明もあり、みなさん熱心に耳を傾けておられます。
 四階廊下には、幹事58年卒で当日朝からセッティングした「懐かしの立命館中学校高等学校写真パネル展」が特設されました。約70枚のパネルに見入る多くのみなさん。自らの過した時代を捜し、そこに同級生の姿を見つけて盛り上がる場面も・・・。確かに、私たちそれぞれの時代がそこには刻まれていました。
清和会総会
 午後3時定刻に、佐竹副会長から総会の開始が告げられました。
 冒頭に物故者への黙祷を捧げた後、布垣豊会長から、立命館の中等教育発展の歴史を踏まえたご挨拶があり、そのまま、総会議事の一括提案に移り、予決算を含めて、つつがなく承認されました。その後、立命館小学校の後藤文男校長から、かつての立命館中学校・高等学校の地で新たに実践されている先進的な初等教育も紹介されながらの祝辞をいただきました。また、立命館小学校保護者会の鶴田哲司会長からは、清和会からのテントの寄贈に対して、感謝状を頂戴いたしました。
 こうして今年の総会は、例年以上に議事進行の簡略化を進めたことにより、約30分で無事に終了することができました。
講演会
 総会終了に引き続き、58年卒の北尾康幸事業委員長の司会により、プログラムは講演会へと進みます。講師は55年卒で今年1月に立命館副総長に就任されたばかりの肥塚浩先生が務められました。
 肥塚先生は、「私立総合学園として発展する立命館の未来」と題して、ご自身の中学・高校・大学での想い出話を織り交ぜながら、講演されました。特に、新しく来年度から深草でスタートする「メディカルサイエンスコース」に対する社会的期待が高まっていることや、最新の受験偏差値動向が大きく上昇していることも紹介され、約40分間の短い講演ではありましたが、ぎゅっと立命館エッセンスが凝縮された内容に、みなさん、ご納得いただけた様子でした。

 ここまでの北大路・立命館小学校の企画には、最終的に、200名以上のご参加があり、成功裏に終了予定時間を迎えることとなりました。
懇親会(ウェスティン都ホテル)
 立命館小学校から、地下鉄やタクシーでの大移動。恒例のウェスティン都ホテル「瑞穂の間」においては、約350名のご参加があり、午後5時30分、KBS宮本秀樹アナウンサーの司会により、懇談会が開宴しました。
 今年のオープニングは、中国曲芸家代表団によるスペシャルステージ。古来弦楽器の音色を奏でながらの男女ふたりの美しい語り芸「蘇州評弾」、華麗な衣装と化粧を施した男演者がお婆さんをユーモラスに演ずる「二人台喋り」、そして、ろうそくを灯した燭台を口にくわえながらも美しく歌い上げる「含灯太鼓」と3つの演目が次々と登場したのでした。

 格式高いオープニングのあとは、中川祐夫副会長による開会の挨拶、ご来賓紹介、恩師・現職教員の紹介と続きます。さらに、林堅太郎立命館常務理事、角一櫻立命館高校副校長、上田昭政慶祥会会長からのご祝辞をいただき、そして・・・・・。

 いよいよ、校歌斉唱の場面で、恩師・小林正樹先生の登場です。70歳を迎えられた小林先生ですが、大きな歓声に迎えられて、年齢など全く感じさせません。ホスト学年の58年卒27名が舞台に呼ばれたところから、ミニ授業のスタートです。小林先生は、最近の校歌とかつての校歌の音階の違いを実際に年代ごとのテープを聞かせながら詳しく説明され、最近の音階は高くて歌いにくくなっていることを示されました。そして、本日の懇親会では、ファンファーレ調の懐かしいイントロから、昔の低い音階でピアノ伴奏をされ、かつてと同じように大きな声を出して歌うことを指導されました。

 するとどうでしょうか。舞台も会場も大きな大きな声での校歌の大合唱となりました。そう、魔法にでも掛かったような気持ちで、会場が一体となって、見事な校歌を歌い上げることができました。万雷の大喝采を受けて、舞台の真ん中で、小林先生は光輝いておられたのです。

 懇談会は、その後、新立敏美鳳凰会会長のご発声による乾杯を経て、食事・懇談タイムとなりました。卒年毎に分かれた各テーブルでは、久々の再会で大いに会話も弾み、食事とお酒も入って、賑やかになります。各テーブルで名刺交換が行われ、卒業アルバムを開いて、昔を懐かしむ姿もあります。時間は、瞬く間に過ぎていきました。
 そして、懇親会は、いよいよ各卒年の参加人数を争う「清和会杯」の発表に移ります。清和会杯は、昭和26年卒のみなさんが最多人数の参加で三年連続の第一位を獲得され、特別に会長表彰も受けられました。以下、第二位はホスト学年の昭和58年卒、第三位は昭和60年卒のみなさんでした。さらに、10万円の旅行券が当たるお楽しみの「大抽選会」で歓声とため息に会場が包まれた後、いよいよ懇親会もフィナーレを迎えます。
 壇上では、今年の企画運営を担当したホスト幹事年が、昭和58年卒から59年卒のみなさんに引き継がれました。58年卒代表の北尾康幸さんから、59年卒代表の田淵衛さんに校旗が力強く渡され、それぞれが挨拶と決意を述べました。そして、立命館高校が最後に甲子園に出場した時の応援副団長であった昭和59年卒の大浦政幸さんをリーダーに、応援歌「グレーター立命」の大合唱・・・、さらにさらに、再び小林正樹先生のピアノ伴奏で校歌の大合唱へ続いたのでした。

 2007年度清和会総会・懇親会は、岡野益巳副会長の閉会の辞でお開きとなりましたが、大きな大きな余韻を残しながらのお別れとなりました(閉会は当初予定を約1時間オーバーして、午後8時30分過ぎでした)。
最後に
 2007年度清和会総会にご参加いただきました、全てのみなさんに深く感謝申し上げます。また見学会・総会・講演会に会場提供いただき、また休日にも関わらず、当日の運営にご協力をいただいた立命館小学校スタッフの方々にも、厚く御礼を申し上げます。
 今年の総会・懇親会は無事成功裏に終えることができましたが、来年もまた昭和59年卒のみなさんを中心に楽しい会が開催されることと思いますので、諸先輩のみなさまからのご協力とご指導をお願い申し上げて、今年度ホスト幹事58年卒からのご報告とさせていただきます。

 本当にありがとうごさいました。

(昭和58年卒ホスト幹事 小原 隆治 報)