Reportレポート・参加者の声

岩手県大船渡市「碁石海岸観光まつり」への課外自主活動団体派遣

2017年5月4日(木・祝)~5日(金・祝)に岩手県大船渡市で開催された「平成29年度碁石海岸観光まつりに、〈モダンジャズバレエ部〉と〈京炎そでふれ!おどりっつ(よさこいサークル)〉の2団体が、「立命館大学復興応援ステージ」におけるパフォーマンス披露を通じて参加協力しました。本プログラム「課外活動便」は、本学と岩手県大船渡市との間で締結している災害復興に向けた連携協力に関する協定に基づき、2013年度以降継続して取り組んでいる課外自主活動団体派遣プログラムです。

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 岩手県大船渡市「平成29年度碁石海岸観光まつり」に2つの団体が参加

モダンジャズバレエ部は団体と大船渡市双方の希望により3年連続の参加となり、おどりっつは大船渡市からの“よさこい”希望に応じて初参加となりました。
観光まつり前日5月3日~5日の2泊3日という短期間ながら、参加学生は各ポイントで様々な感想を寄せてくれましたので、以下の通りご紹介いたします。

【大船渡市・陸前高田市の街並みを車窓から見学して】  

○運転手さんが町のどこまで津波がきたのかを教えてくださったとき、町が整備された今でも震災の記憶がなくなることはないのだと実感しました。
(モダンジャズバレエ部・市川彩葉さん)

○予想していたより復興が進んでいるなという印象だった。でもそれはバスの中から外を見て感じたことで、現地の人と実際に話すとまた違った印象を受けるのだろうなと思った。
(京炎そでふれ!おどりっつ・和田爽さん)

【碁石海岸観光まつり「立命館大学復興応援ステージ」にて】

○去年は踊っているのを見てもらうだけだったが、お客さんが一緒に踊ってくれて会場にたくさんの“花”が咲いた時、たいへん感動した。「来年も来いよ」の一言は、非常に嬉しかった。
(モダンジャズバレエ部・田中友理奈さん)


○ステージで踊れる喜び、一緒に踊っていただける喜びを感じた。高齢の方々は、おどりっつの踊りを見て笑顔になっていることに気がつき、とても嬉しくて印象に残った。
(京炎そでふれ!おどりっつ・我妻潤也さん)

【大船渡市立博物館「3.11 東日本大震災 三陸大津波写真展」を訪れて】

○震災直後の写真も多数あり、きっと撮影した方も辛かっただろうけれど、直接経験していない人のために残してくださったことに感謝したい。
(モダンジャズバレエ部・小林古都音さん)

○博物館に来た人たちの交流ノートを読んでみると、同じく被災にあった人、外部から来た人、皆がはげまし合っていて、自分も何かできたのかもしれないと思った。
(京炎そでふれ!おどりっつ・瓜谷優紀子さん)

【大船渡市在住の校友との交流会】

○大船渡市職員として働いて感じたことやエピソードなどリアルなお話を聞くことができ、また、現在は被災地に住む人たちも望んではいないのに見られる立場となったという、被災とは違った大変さがあるのだなと思いました。
(モダンジャズバレエ部・平栗侑香さん)

○これから先、地方公務員を目指していく上で、自分がその立場になったらどのように問題を解決できるのかを考えるよい機会となった。
(京炎そでふれ!おどりっつ・槇野翼さん)

【3日間の活動を振り返って~思い出の写真~】

 
○写真のテーマ「踊ること。それは人と人とを繋ぐこと」
踊り終えたあの瞬間に強く感じた「一体感」、そして踊り手だけではなくその場一帯に感じられる共感と双方の温かい気持ち、喜び、笑顔…その全てが私達が踊る意味であり、音楽やダンスの持つ魅力的な力なのだと実感しました。
(モダンジャズバレエ部・大川夏海さん)
 


○祭りにこんなにも大勢の人が参加しているということに純粋にすごいなと思った。市や市民全体がここまで活気づいているというのを目の当たりにした。
(京炎そでふれ!おどりっつ・井口真緒さん)


 
また、今回初めて引率参加したBKC学生オフィス職員の遠藤里紗さんからは「毎年大船渡の方が楽しみにしてくれているというお話を聞いていましたが、私自身も純粋に踊ることが好きなまっすぐな学生の姿に感動し、職員として引率させていただけたことに感謝しています。実際に足を運び、肌で感じ、現地でしか学べないことの大きさを改めて感じました」との感想が寄せられました。

※本取り組みは、学生の課外活動を紹介する「学生スポーツ&カルチャー」記事でもご覧いただけます。